まち「暑く」、ひと「熱く」~データで見る この夏 舞鶴

まち「暑く」、ひと「熱く」~データで見る この夏 舞鶴

投稿日時:2017年9月8日

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真夏日が続き、海水浴場にも多くの人が足を運んだ(神崎)
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お馴染みの赤れんがプロジェクションマッピング
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多くの観光客でにぎわった赤れんがパーク
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釣り人も多く訪れた舞鶴新海公園

 9月に入り、すっかり朝晩の涼しさを体感する日が増えたが、「この夏は暑かったなぁ」との声をしばしば耳にする。猛暑日が目立った舞鶴の今夏(7月~8月)をさまざまなデータから振り返った。

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【市内の気温】 最高37・4度に
 京都地方気象台によると、舞鶴の最高気温は37・4度(8月6日観測)と、体温以上を記録。この2カ月で30度以上の真夏日は50日間、うち35度以上の猛暑日は9日間あり、やっぱり「暑い夏」だったと言えそうだ。
 舞鶴で7月の気温を振り返ると、最高は22日の36・1度。真夏日は26日間あり、ほぼ大半が真夏日だった感じだ。うち猛暑日は5日間だった。
 8月に入ると、真夏日は24日間あり、7月よりやや少なかったが、うち猛暑日は4日間だった。
 ちなみに近年の舞鶴の最高気温では、2008年7月23日の38・6度が記録的だ。38度台は、1994年8月16日にも38・3度があった。
 例年ならお盆を過ぎると朝晩は涼しさを感じる府北部だが、今夏はそうともいえず、同気象台は今夏について「8月は20日前後まで台風13号の影響で南から暑く湿った空気が入り、高温になった」と指摘。ようやく先月30日あたりから涼感を覚えるようになったが、「暑さ寒さも彼岸まで」の格言通り、秋を実感できるのはもう少し先のようだ。
 一方、酷暑に伴う熱中症による市内の救急搬送は昨年より多かった。
 市消防本部によると、搬送者は7月が29人(昨年19人)、8月が18人(同21人)で全体では昨年より7人多い47人に。うち入院した人も2カ月間で11人見られ、死亡はなかった。

【海難事故】
 舞鶴海上保安部がまとめた府北部での海のレジャー事故では、遊泳中に成人2人が溺れて死亡。救難対象者は全体で7人(大阪府在住者6人、兵庫県在住者1人)にのぼったほか、、レジャー用ボートで海釣り中、エンジン故障などで救助されたケースが若狭湾と京丹後市沖で各1件あった。
 海水浴場などでの遊泳中の事故は毎年つきものだが、今夏もゴムボートなどに乗って沖に流され、3人が救助された。サーフィン中にけがをして救助されたのも1人あった。救難対象者7人中、子どもは2人(8歳と4歳児)で、親が目を話している束の間に溺れかけたケースも目立ったという。
  
【農作物】
 農業関係では、今夏の暑さはどう影響したのか。JA京都にのくに舞鶴西支所の営農センターによると、「トマトでは高温で表面にひびが入る裂罅(れっか)現象が起きたり、特産の万願寺甘とうでは暑さで花が落下して、実にならず、害虫のハダニや病原菌で実の成長が悪化。収量が落ちた農家もあった」と説明。
 早いところではすでに稲刈りが始まった田んぼでは「水不足に伴い、稲穂が太らず、穂が白くなってクズ米になる所も。高温と水不足が影響した」(同センター)としている。

【観光入込客】 赤れんがパーク倍増
 市によると、お盆期間(8月11日~同19日)の市内8ヵ所の観光施設入込客数は、計12万969人で、前年度比32%の増加となるにぎわいだった。
 引揚記念館や赤れんがパーク、赤れんが博物館、五老タワー、ふるるファーム、深海公園、とれとれセンター、自衛隊関連施設で集計。中でも赤れんがパークは、前年度比94%増加と倍近い人気となった。
 市は赤れんがパークの増加要因として今年で4回目を迎えたサマーイルミネーションを上げ「この時期の赤れんがプロジェクションマッピングが市民や帰省客、観光客の間に浸透してきた」としている。

【交通状況】 一カ月で3件の死亡事故
 市内では8月以降9月1日までで、3件の死亡事故が発生。市は全域に2日から11日まで「交通死亡事故多発警報」を発令した。
 8月3日に七日市で普通車と91歳の女性が衝突し女性が死亡、8月28日には愛宕上町で自転車の86歳男性が電柱と衝突し、路面に打ち付けられ死亡。9月1日には八田で高齢者運転の軽自動車が防護柵に衝突、85歳の同乗女性が死亡した。
 舞鶴署交通課の甲斐祐介課長は「高齢者の方には免許証の自主返納を求めているが、難しいのが現状。現在、全署員の協力のもと事故防止の啓発に取り組んでいる」と話している。