北陸新幹線 舞鶴ルート実現ならず-まだあきらめない

北陸新幹線 舞鶴ルート実現ならず-まだあきらめない

投稿日時:2016年12月27日

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                  記者会見で舞鶴ルートの有効性を語る多々見市長

市を挙げての思いはあと一歩届かなかった。
20日、与党整備新幹線建設推進プロジェクトチームは、議論を繰り広げた北陸新幹線の3ルートについて、移動時間や乗り換えの利便性などを総合的に検討し「小浜・京都ルート」を正式に決定した。小浜ルートの着工は2031年度からで、全線開通は30年後となる見通し。
北陸新幹線の敦賀市と新大阪駅を結ぶ区間は、滋賀県の米原駅で東海道新幹線と合流する「米原ルート」、福井県小浜市を通る「小浜ルート」、舞鶴市を通る「舞鶴ルート」の3案が検討されてきた。
「速いか安いだけで判断するのはレベルが低すぎる」と多々見良三市長は語気を強める。
11月に国土交通省が出した費用対効果の試算では、「米原ルート」が2.2、「小浜ルート」1.1に対し、「舞鶴ルート」は建設費が2兆5000億円と最も高く、唯一効果が費用を下回る0.7だった。
「国土交通省が出した試算は大都市の新幹線利用者の移動時間短縮効果を貨幣価値に換算した『利用者便益』であり、新幹線の整備による交流人口の増加、消費の増加といった『地域経済効果』の便益は含まれていない」と批判。
将来的に山陰新幹線との接続を見据えた日本海側国土軸の形成が叶う最善策とし、短期的な費用対効果ではなく、30年、50年先の長期的なビジョンで「国益」を生む結節点として主張してきた市長は、軽率な決定に悔しさをにじませた。
「まだあきらめていない」
舞鶴、そして5市2町のポテンシャルを強調する市長は、僅かな望みがある間は舞鶴ルートの正当性を訴え続ける決意を固めた。