輝け 女性の力

輝け 女性の力

投稿日時:2019年6月14日

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ガール畑に苗を植える団員たち
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伊佐津川で自然とふれ合った
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綾部・福知山の団員と一緒に集合写真

 ガールスカウト京都35団(榎本明子団委員長)が、発団30周年を迎えた。5月26日に記念イベントとして「中丹ふれあいの日」を真倉駅周辺で開催。綾部・福知山の団員らも参加し、畑や川など自然と触れ合うイベントを楽しんだ。榎本さんは「団員は少ないが、今後もガールスカウトの特色を生かした活動を続けていきたい」と力を込める。



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 ガールスカウトは、1910年にイギリスで誕生。野外などのグループ活動を通し、自立心や協調性、リーダーシップ、国際感覚などを育成。少女と女性のための世界最大の団体として様々な活動を展開し、150カ国、約1000万人の会員がいる。
 日本には1920年に伝わり全国へ広まった。来年、2020年に100周年を迎える。47都道府県全てに活動拠点があり、5歳から100歳までの女性約4万人が活動しているという。
 京都は6ブロックに分かれ、30の団がある。舞鶴は京都35団に属し、1989年、町井正登市長時代に84人の団員で設立。これまで、約300人の女性が卒団している。
 現在、団員は5人。年間を通じて、月2~3回活動。キャンプやハイキング、防災の勉強、みどりの募金、歳末募金など社会奉仕活動などに取り組んでいる。また、京都府内のガールスカウトは、お茶やお花の稽古も受けることができるのが特色だという。
 2010年には地球温暖化対策として「マイモミジプロジェクト」を実施。国道175号線・新大川橋の藤津峠沿いにモミジを植樹。2011年には東日本大震災への被災地支援として、千羽鶴を送る活動に取り組んだ。
 イベント「中丹ふれあいの日」では、中丹ブロックの団員たちや保護者など約30人が参加。「スマホ生活から抜け出し、自然を満喫」をコンセプトに、理学博士でネイチャーガイドの会の荒木邦雄さんを招き、自然に触れ合いながら動植物について知識を深めた。
 「ガール畑作り」では、真倉駅近くにある榎本さんの畑に、ナスやジャガイモ、スイカ、メロンなどの苗を植えた。団員たちは、大人から植え方を教えてもらいながら、畝に穴を掘り上手に苗を植えていた。また、畑にいる虫を捕らえて、荒木さんに何の虫かを尋ねていた。
 座談会では、荒木さんが食べられる野草や有毒植物、キノコなどについて説明。救急法についても話し、日射病になった人への対処の仕方や、骨折時の三角巾の当て方などを教えていた。
 昼からは伊佐津川に入り川の魚やカニ、貝などを観察したり捕まえたりした。
 丁度良い晴天で、子どもたちはアミやザルを片手に元気にはしゃいでいた。
 川から帰ると、団員たちはバケツの中の生き物の名前を荒木さんから教わった。他県では絶滅危惧種に指定されているカジカガエルも発見。荒木さんの指示に従い川へ還していた。
 35団団員の水谷幸愛さん(6)は「大きなカエルを捕まえた。暑かったけど、すごく面白かった」と笑顔だった。
 榎本さんは「天気が良く子どもから大人まで楽しんでもらえた。こういった自然に触れ合う機会は大切。30年を超えたが、団員の少なさが課題なので、募集活動を頑張りたい」と話した。
(井上 務)