遺志継ぎ チャリティー色紙展 水墨画「緑峰会」井上さん生誕100年で 10月23~25日、西駅交流センターで 320点展示 収益金を寄付【舞鶴】

遺志継ぎ チャリティー色紙展 水墨画「緑峰会」井上さん生誕100年で 10月23~25日、西駅交流センターで 320点展示 収益金を寄付【舞鶴】

投稿日時:2015年10月20日

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舞鶴で水墨画の振興と社会福祉の向上に尽力し、2001年に亡くなった画家の井上緑峰さんの生誕100年を記念し、井上さんの遺志を受け継ぐ「緑峰会」(今峰武会長)の会員たちが、今年の作品展でチャリティー色紙展を企画した。約320点を展示し収益金を寄付する。10月23日~25日、伊佐津の西駅交流センターで開催する。来場を呼びかけている。(青木信明)
井上さんは16歳で画家を志し、戦時中に舞鶴市に移り海軍鎮守府嘱託画家となった。1955年に日本画・水墨画の「緑峰会」を主宰し、多くの門下生を指導した。舞鶴市文化協会設立にも尽くした。60歳を過ぎてからも旺盛な創作意欲で、パリやポルトガルなどの国際展で受賞。海外での日本文化紹介の功績で、79歳の時に国際芸術文化賞を受けた。
 また、児童養護施設を運営する社会福祉法人舞鶴学園の理事長や、舞鶴市身体障害者団体連合会会長を務めた。チャリティー・オークションを開いて、自作の収益金を阪神淡路大震災の被災者に寄付するなど、社会福祉にも心を向けた。
 86歳で亡くなる直前、緑峰会の活動を続けてほしいとの遺志を継ぎ、いまも会員43人が創作活動に取り組むほか、西公民館講座で緑峰流水墨画を受講生に教えている。
 今年の第43回緑峰会展は、井上さんの生誕100年と市文化協会創立70周年にあたることから、チャリティー色紙展のコーナーを設けることにした。竹や花、ダルマなど320点を500円~1,500円で販売し、収益金を社会福祉に役立てる。
 井上さんから手ほどきを受けた副会長の塩尻弘子さんは「ジョークがうまく、いつも笑いが絶えない人柄で、筆1本で濃淡を描き立体を出す画法が魅力です。個性を活かして自分の絵を描くよう指導を受けました」、事務局長の津田憲幸さんは「楽しいことが好きな先生でした。多くの人の協力をいただき寄付ができれば」と話していた。
 3日間とも時間は午前9時半~午後5時、最終日は午後4時まで。入場無料。

写真1=創作に励んだ井上さん(「井上緑峰画集」より)
写真2=会員たちが出品する色紙