【年賀特集号】自分との闘い―メダリストが認めるレスリングの街 舞鶴―

【年賀特集号】自分との闘い―メダリストが認めるレスリングの街 舞鶴―

投稿日時:2017年1月1日

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「1!2!3!ダー!!」三村監督のかけ声でパシャリ!!舞鶴のレスリングはこれからもどんどん盛り上がりを見せる!
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                    伊調姉妹の話を熱心に聞く子どもたち
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                       指導を行う富山さん

 上安久の日星高校で11月20日、1984年ロサンゼルス五輪男子レスリングフリースタイル57kg級金メダリストの富山英明(とみやま)さん(59)が、12月11日にはアテネ(63kg級)・北京(63kg級)・ロンドン(63kg級)・リオデジャネイロ五輪(58kg級)で4連覇を成し遂げ、2016年に国民栄誉賞を受賞した女子レスリングの伊調馨(かおり)(32)さんとその姉でアテネ(48kg級)・北京(48kg級)で銀メダルを獲得した伊調千春(35)さんが舞鶴ちびっ子レスリング教室を訪れ、子どもたちに指導を行った。
 同教室で指導を行う三村和人さん(55)が網野高校に在籍していた時の教え子である井上謙二さん(2004年アテネオリンピック男子フリースタイル60kg級銅メダリスト)を日本大学進学時、富山さんに預けたときからの間柄で、伊調千春さんは網野高校で3年間を共にした三村先生の教え子という存在。
 教室を見守った富山さんは「倒してからのローリングなど技の連携ができていて、構えもしっかりしている。こんなにレベルが高いとは正直思わなかった」と驚きの表情で語り「オリンピックに向けて非常に楽しみ。順調に成長していけばチャンピオンになれる」と話し、子どもたちに技術や体調管理の大切さを説いた。
 富山さんから指導を受け高評価を受けた池田徹平くん(福井小4年)は「タックルに入る前の崩しがよくわかった。実践に活かしたい」と練習に励んだ。
 一方の伊調馨さんは「一生懸命やるってことは当たり前です。強くなる為には、一生懸命やる中でも自分で工夫が出来ることが大切。どうして今ポイントが取れなかったのか、どうしてポイントが取れたのか。今日はこういう所に気をつけてみようとか。ああいう練習を取り入れてみようとか。先生のいう事をずっと同じように聞くのではなく。自分で考える人になって欲しいと思います」と練習で強くなる秘訣を語った。
 姉の千春さんは「楽しいって思う事がすごく大事だし、目標を持つ事が大切なので必ず目標を持ってマットに上がってください。そうすると、強くなります。みんなが金メダルを取る日を楽しみにしていますので、これからも頑張って下さい」と激励した。
 Tシャツにサインをしてもらった森脇花乃さん(明倫小2年)は「オリンピック選手にサインをもらえて嬉しかったです。今までで一番嬉しかった」と目を輝かせた。
 「負けるな!」
 「気合い入れろ!」
 子どもたちに檄が飛ぶ。
 1分×10本の組手練習に続き1分間の全力疾走2本と次第に過酷さを増していく練習メニュー。
 「自分との闘い」と三村さんは説き、己の弱さに負けるなと鼓舞し続けた。
 2020年東京オリンピック・パラリンピックにおけるウズベキスタン共和国のホストタウンに登録された舞鶴市。
 3人のメダリストにお墨付きをもらったレスリングの街の今後が楽しみだ。