チュニジアの障害者施設に収益金寄付 中村さん、現地で鮨チャリティー・ディナー【舞鶴】

チュニジアの障害者施設に収益金寄付 中村さん、現地で鮨チャリティー・ディナー【舞鶴】

投稿日時:2006年9月5日

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チャリティー・ディナーで準備した鮨と手伝ってくれた女性たち(左から4人目が中村さん)
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募金を贈ったチュニス市の児童養護施設の物理療法室

国際協力機構(JICA)のシニア海外ボランティアで、アフリカ・チュニジアに派遣された夫に同行して、2002年から滞在した上安の中村禮子さんが、現地で鮨を使ったチャリティー・ディナーを開き、収益金を同国の障害者施設へ寄付した。計15回のディナーには23カ国の人たちが参加し、国際的な草の根の市民交流の輪も広がった。10月から再び赴任するのを前に、9月8日、募金活動として自宅でハーブとアロマセラピーの集いを開く。  夫の泉さんは著名な魚類分類学の研究者で、長年、京都大学水産実験所助教授を務めたが、02年春に定年退官後の2年間、地中海に面するチュニジア・カルタゴ市の国立海洋科学技術研究所に派遣された。  妻の禮子さんも、これまで夫の研究をサポートしてきた経験を活かし、同研究所で仕事をした。一方、同国の人たちとの交流や役に立てる活動の思いを赴任当初から温めていた。ある日、障害者施設を見学した際、施設やボランティア団体に寄付するアイデアが浮かんだ。  海外で鮨が健康食としてブームになっていることに目を付け、食文化の交流を通して寄付を募ることを計画。鮮度が高く鮨に使える魚を探し、国外から来る人に調味料の入手を依頼したり、ご飯を握る練習など試行錯誤を繰り返し、チュニジア日本大使館勤務の料理人のお墨付きを受けた。  自宅でチャリティー・ディナーを実施、参加費の内から収益金を募金の基金とした。同じシニアボランティアの妻たちに準備を手伝ってもらい、好評の内に回数を重ねた。途中、駐日チュニジア大使が休暇で帰国のおりに顔を見せ、協力を申し出た。  04年までの2年間と昨年の3カ月の間に計15回で、延べ422人が参加、約60万円の募金が寄せられた。中学生までが入所する国立の養護施設や自閉症児童の施設、支援するボランティア団体に募金を贈った。こうした活動を自身のホームページ(http://www.manabook.jp/reiko-nakamura02.htm)にも紹介している。  今年日本に帰国後、再度同国への派遣が決まり、2人は10月に向かう。現地で引き続き寄付をしようと募金活動として、6月と8月の2回、チャリティー食事会をした。中村さんは「今年は日本とチュニジアが国交を結んで50周年になり、舞鶴のすばらしさをチュニジアの人達に伝えたい。そしてこうした活動が少しでも友好に役立てば」と話す。  8日はハーブセラピーと食事会を開く。講師のシャーロット・ミッチェルさんは、イギリス国立医療研究所からハーブ医療士の資格を受け、オーストラリア・シドニーでクリニックを運営する。各国でハーブ治療に関する講演を医師らにもしている。午後七時から。会費5000円(収益金を寄付)。事前の申し込みを中村さん(電話FAX77・2669)へ。

【舞鶴】