「引揚体験DAY」開催-参加者らコーリャン粥など体験

「引揚体験DAY」開催-参加者らコーリャン粥など体験

投稿日時:2016年12月16日

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       引き揚げの歴史に耳をかたむける
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       「食」体験で思いを馳せる参加者ら

8日、舞鶴引揚記念館所蔵資料ユネスコ世界記憶遺産登録1周年記念事業として「引揚体験DAY」が開催され、市内外から39人が参加した。
この催しは市、(一社)舞鶴観光協会、合同会社まいづる広域観光公社が主催。
12月8日は70年前の昭和21年にシベリアから引揚第一船が入港した日。当日は引揚入港体験として北吸赤れんが残橋から平残橋まで遊覧船に乗船、引揚記念館の長嶺睦学芸員による船内案内が行われた。
入港体験には、昭和20年から4年間ロシアのハバロフスクに連行、抑留され、昭和24年に舞鶴で引き揚げた原田二郎さん(92)も参加「船からの景色に昔の面影があった。当時、一人の軍人としてのこのこ帰ってきたのが恥ずかしかった。家族が桟橋に迎えに来ていた。私は“この世知辛い世の中になにしているんだ”と二人に怒りました。それをよく覚えています」と当時を振り返り「今の子どもたちに、昔みたいな世の中にして欲しくない」と思いを語った。
その後、参加者は引揚記念館へ移動、同館内では、引揚者が実際に使用したゲートルや外套、軍靴、手袋、水筒などの資料に実際に触れる事が出来る体験コーナーや、コーリャン粥の食体験などが行われた。「まいづる肉じゃがまつり実行委員会」による肉じゃがも振舞われ、訪れた人たちはおいしい肉じゃがを楽しむ姿がみられた。
市内から参加した女性は「コーリャン粥を食べましたが、美味しくなかったですね。一般人での食事ならともかく、労働者の食事ではないと思います。軍靴やゲートルなどは私も昔見た記憶があります。市内に住んでいるのでこういう催しに参加できるのはありがたい。ここに来るといつも涙がでます」と感想を語った。