令和初の「日本遺産」に 松尾寺など西国三十三所

令和初の「日本遺産」に 松尾寺など西国三十三所

投稿日時:2019年6月4日

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二十九番札所・松尾寺本堂の外観

 文化庁が5月20日、新たに認定した「日本遺産」に、本市にある二十九番札所・松尾寺を含む西国三十三所観音巡礼札所(「1300年つづく日本の終活の旅~西国三十三所観音巡礼~」のストーリー)が、選ばれた。
 西国三十三所は、近畿2府4県と岐阜県に点在する33ケ所の霊場の総称。観音菩薩が衆生を救うとき33の姿で現れるという信仰に由来する巡礼行が、これら霊場を札所として古くから行われてきた。数年来、西国三十三所札所会が、この最も歴史ある巡礼行を「日本遺産」に、と続けてきた運動が実った。
 松尾寺は札所の中で唯一、本尊に馬頭観世音菩薩を祀る真言宗醍醐派の寺院。海上安全や漁業、競馬にもご利益がある仏様として広く信仰されている。また国宝の「普賢延命像」など数多くの文化財が宝物殿で保存されている。
 今回の認定を受け、松尾寺の松尾象空[しょうくう]住職(59)は「日本遺産は、世界遺産と比べ観光振興を主眼とした、まだこれからの未知数のもの。寺本来の道を踏み外すことなく、教えを伝えられれば」と話した。
 また多々見良三市長は「舞鶴市では、旧軍港四市共同で申請した『鎮守府 横須賀・呉・佐世保・舞鶴~日本近代化の躍動を体験できるまち~』のストーリーが、平成28年度に日本遺産の認定を受けたところですが、これを契機として、近代化遺産にとどまらない本市の個性豊かで魅力的な歴史文化遺産の活用と発信に、より一層努めていきます」とコメントしている。