3万年前の航海術 丸木舟で検証実験

3万年前の航海術 丸木舟で検証実験

投稿日時:2017年11月7日

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丸木舟を漕ぐプロジェクトチームのメンバーら [国立科学博物館提供]

 浦入遺跡から出土した丸木舟の復元モデルを使った航海術の検証実験が、このほど3日間に渡り行われた。
 3万年以上前に、中国大陸から海を越えて日本列島へやって来た先祖らの航海の謎に挑む「3万年前の航海徹底再現プロジェクト」の一環。およそ3万年前に、琉球列島(八重山諸島、宮古諸島、沖縄諸島など)に突如として遺跡が現れており、台湾からの海洋進出が本格化したと考えられている。一方、航海に使用した太古の舟は残っておらず、どうやって海を渡ったのかは謎に包まれている。
 プロジェクトは国立科学博物館が主催し、2016年から検証実験を重ねてきた。2019年に台湾から与那国島への航海の再現を最終目標とする。
 昨年は、草をツルで縛った草束舟の実験を与那国島で行い、今年は竹で作った竹筏舟の実験を台湾で行った。
 今回は、丸木舟の可能性を探るため、1998年に千歳の浦入遺跡から出土した縄文時代の丸木舟の復元モデル(全長9m、幅85cm)を市が復元したものを使用した。