満員のホールに感動ひろがる 木声会合唱団60周年

満員のホールに感動ひろがる 木声会合唱団60周年

投稿日時:2017年6月16日

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第37回演奏会は同団創立60周年の節目の開催
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「花は咲く」の大合唱では会場に一体感がひろがった

 浜の舞鶴市総合文化会館で11日、木声会合唱団の第37回演奏会が開かれた。今年は、同団が創立60周年を迎える節目の開催ということもあり、ホールは多くの聴衆で埋め尽くされた。
 戦後、GHQのレッドパージが職場で起きる中、若者たちが合唱で元気を出そうと、昭和30年6月、「明るくて美しい歌声を大衆の中へ」のスローガンを掲げ、舞鶴青年婦人会議が参加労組に呼びかけて合唱教室を開始。その翌年に新しい指導者のもと、浮島の聖華幼稚園で木曜日に練習日を設けたことから、「木声会」と名付けた。その後、団員の減少や指導者不在で解散も話し合われたが、地道な活動を続けて節目を迎えた。
 演奏会では、「時空を超えて未来へ!」のテーマのもと、「決意」「古の君へ」「ある真夜中に」などが披露され、10代の中学生から80代までの幅広い年齢層の団員らが織りなすハーモニーが会場に響き渡った。
 東日本大震災の被災地及び被災者を物心両面から応援するためにNHKが行っている震災支援プロジェクトのテーマソング「花は咲く」では、団員らがそれぞれ花を掲げて会場に降り、会場全体での合唱が繰り広げられた。優しく希望に満ちた旋律に会場は一体となって、演奏後はひときわ大きな拍手に包まれた。
 「60年前の先人たちの初心が、多くの先輩団員らの努力で育まれ、今あたりまえのように歌うことが出来る。この当たり前の喜びをしっかりと噛みしめて、さらに歌い継いでいかねばならないと決意を新たにした」
そう話す団員らは、その澄んだ歌声の中に、凛とした決意をのぞかせていた。
 「うたの力」
まちを輝かせる同団の今後に期待したい。