西高 小島さん代表に~国際ソロプチミスト クラブ ユースフォーラム

西高 小島さん代表に~国際ソロプチミスト クラブ ユースフォーラム

投稿日時:2017年5月23日

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ディスカッションの様子

国際ソロプチミスト舞鶴(松井恭子会長)が14日、円満寺の舞鶴グランドホテルでクラブ ユースフォーラムを行い市内から女子学生が集まり「“夢を拓く”―教育は世界を変える―」をテーマにスピーチとディスカッションを行った。
国際ソロプチミストとは女性と女児の地位を高める奉仕団体で、同フォーラムは2年に1度行われている。西舞鶴高校、東舞鶴高校、日星高校、舞鶴高専から集まった7人の女子学生は、自身の体験なども交えて男女平等や世界における貧困や教育についての論文を発表した。
審査の結果西舞鶴高校の小島幸菜さん(17)が舞鶴の代表に選ばれた。
小島さんは豊かな国が貧しい国を搾取していると指摘。普段なにげなく食べているチョコレートを例に出し、カカオ農園で死の危険と隣合わせで働かなければならない6歳の男の子に焦点を当てた。そして子どものへの教育がこの状況に変化をもたららし、救える命が増えると語った。
小島さんは「とても貴重な経験になりました」と感想を語った。
7月に名古屋で行われるフォーラムに出場し、各地の学生たちと交流する。

国際ソロプチミスト舞鶴「クラブ ユースフォーラム」代表論文
「“夢を拓く”―教育は世界を変える―」
小島 幸菜

『冷たい雨に打たれる子共が、今日もまた一人死んでいく状況』これはGReeeenの『no more war』という曲のフレーズである。この曲をはじめて耳にした時、小学生ながらも胸を打つものがあった。何を思ったのか、この曲の歌詞をノートに書きなぐったことを覚えている。この曲を高校生になって改めて聞くと、小学生だった当時とは違った感情を抱いた。何故、私と同世代の子たちが、勉強することも出来ずに働かされなければならないのか。そんな疑問が浮かぶ度に、私に何が出来るかを考えた。
「貧しい国だから」と一言で片づければそれまでだが、貧しい国にさせている原因は豊かな国にもある。貧しい国の人々が育て、収穫した作物は豊かな国に搾取される。彼らは自分たちで作ったものを自分たちで食べることさえ出来ないのである。
例をあげればチョコレート。日本のチョコレートは、ガーナ産のカカオが約7割を占める割合で使われている。毎朝バケツを持ち、遠くまで水を汲みに足を運び、午前6時から午後6時まで木に登り、カカオを収穫する。木から落ちれば死の危険もあるこの仕事を、たった6歳の子どもが行っているのである。その男の子は「学校に行きたい」と言い、12歳の兄の宝物は一本のボロボロのボールペンである。そんな子どもたちは、一生このカカオ農園で働かねばならない。私たちが普段何気なくチョコレートの陰には勉強することが出来ないくらいに、生きる必死な子ども達がいるのである。豊かな貧しい国にさせているのであるから、貧しい国を救えるのも豊かな国である。今、私たちが彼らの為に出来ることは、今のこの状況を一人でも多くの人に伝える事である。そして、その状況を知って、心を打たれた人が行動を起こすことで現状を変える事が出来る。募金活動に参加する事もよし、チョコレートを沢山買うのもよし、一人でした事は小さくとも、人数が増えればそれは大きなものとなり、彼らを助ける事に繋がるのだ。
ガーナの男の子は「学校に行って勉強がしたい。学校を卒業したら白人の国へ行って、いっぱいお金を稼いで、お母さんに仕送りしてあげるんだ」と夢を語っていた。
もしこの子が学校に行く事が出来れば、この夢に手が届くかもしれない。勉強する事が出来れば、その中に医者や発明家などになって未来を大きく変える子どもがいるかもしれない。そんな子ども達が増えれば、救われる命は数多いものになるのは確実であるといえる。
『なぜ勉強するのか』という誰もが一度は考えたことがある疑問に、ある人は「未来の選択肢を増やすためだ」と言った。またある先生は「教養を高めるためだ」と言った。
私はこう考えた。
『人を、世界を救うためだ』と。