参加者100人超 高まる市民の関心―認知症府民公開講座―

参加者100人超 高まる市民の関心―認知症府民公開講座―

投稿日時:2017年1月24日

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 1月21日、西駅交流センターで中丹東保健所主催による「認知症府民公開講座」が開かれ、舞鶴市、綾部市、福知山市などから医療関係者、認知症サポーター、民生委員など約100人が参加した。
 講座では、認知症の啓発活動や正しい理解を進めるために平成26年に結成された「オレンジロードつなげ隊」から、認知症による変化に対して、身近な人が日常生活の中でできる手助けを寸劇で発表。また同隊のイメージソングである「このまちに生きたい」が発表された。
 その後、舞鶴医療センターの小牧裕昭精神保険福祉士から「もの忘れ外来の紹介」と題した話しや、舞鶴市民生児童委員の西村佳子委員から「このまちで一緒に暮らすということ」と題した話しがなされた。
 講演として(公社)認知症の人と家族の会の鎌田松代常任理事から「認知症を明るく生きる~本人・家族の思い。近所の人に支えられて~」が話された。
 看護師であった鎌田さんは両親、義母が認知症に、自身の介護の経験を持つ。講演では自身の経験を事例に、認知症の本人が感じている不安や心の叫び、介護をする家族の思いを真実味ある具体例を述べた。
 松井さんは「動物は子育てをしても介護はしません。人間だからこそ、お互いに弱っている人を助け合います。“知は力”、認知症への知識があれば、無用な心配や症状を悪化させる関わり方をせずに穏やかに接することが出来ます。私たちも認知症になる可能性は十分にあります。将来認知症になった時にどういう社会にしたいかを、今私たち自身で作っていかなければなりません」と講演を締めくくった。
 意見交換の場では「認知症の人とのコミュニケーションを図る上で一番大切なことは?」や「自治会でサポーターの輪を広げたいが具体的にどうしていけばいいか」など様々な意見が交換された。
 市内の民生委員である男性は「同じ民生委員の方の話しを聞けて非常に身近な話で参考になりました。委員として地域に根差した活動をしていく上で勉強になりました」と語る。
 市内の医療機関で働く女性は「実際に経験された当事者の話が聞けたので、講座を受けて良かったと思います。仕事で認知症の方と関わっていますが、ご家族や本人側の気持ちを知ることが出来ました。仕事に活かしていきたいです。今日講座へ来た人たちは多かったように感じました。舞鶴はそういった面で理解が進んでいる地域なのかと思う。安心しました」と思いを語った。