不登校の子らを受け止め支える民間教育施設 「聖母の小さな学校」が創立20年目【舞鶴】

不登校の子らを受け止め支える民間教育施設 「聖母の小さな学校」が創立20年目【舞鶴】

投稿日時:2008年10月17日

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不登校の子供たちを受け止め支えている上安の民間教育施設「聖母の小さな学校」(梅澤秀明・良子代表)が、創立から20年目を迎えた。不登校に苦しむ子供たちが自分を見つめ、この間に約200人が聖母で学んだ。卒業生たちはいまも聖母を訪れ、後輩たちを励まし梅澤さんを応援するまでに成長している。10月11日にはスポーツフェスタがあり、これまでのテーマパネルも展示された。  元中学・高校教諭の梅澤夫妻が開設し、生徒たちは個々に応じて半日だけ、あるいは週に1日だけ通うなど学びの形も様々。在籍した約200人の内約40人が卒業した。親たちとともに困難に向き合って力を付け、自信を取り戻して大学に進んだり就職した。  教育関係者や市民らも授業などを指導、地域の多くの団体も運営を支援する。今春から府の認定フリースクールになり、聖母での授業が在籍校の単位として認められるようになった。相談活動も行い、昨年は約300件と増加傾向にある。  現在は中学生ら4人が在籍し、スポーツフェスタに向けて自分に向き合い、仲間と話し合ってテーマを決め、いまの自分の力を出し切った。倉谷の余内小学校体育館でのフェスタには生徒3人が出場し、OBの家族、学校関係者ら約90人が応援に駆けつけ競技にも参加した。集まった多くの卒業生の中には、子供を連れたOGもいた。  生徒たちは「同じ仲間がいることが力になり、いまの自分をよしとしてやっていこうと思えるようになった」と気持ちを語り、練習してきた手話歌で「手紙」を披露した。これまでのフェスタのテーマパネル9枚も展示され、制作した卒業生らがその時の様子などを語った。  中学卒業後の1年間聖母で学び、今春から社会人になった舞鶴出身の武田勝義さん(23)=草津市=は「自分を見つめて心を開くきっかけになったフェスタは、自分の原点なので卒業後も毎年来ています。顔を出すことで後輩たちの励みになれば。今度は僕たちが聖母を支えていきたい」と話していた。
 卒業生や保護者らでつくる「聖母の小さな学校を支える会」(川崎弘会長)は、学校の運営を支援する募金に協力を呼びかけている。民間施設であるため運営資金は、梅澤夫妻の非常勤講師の報酬や寄付金で賄われている。1口1000円。口座番号00980ー1ー162920 加入者名 聖母の小さな学校を支える会。
【問い合わせ】電話77・0579、同学校

写真=学校を支える関係者らが参加したスポーツフェスタ

【舞鶴】