日星高 田舎力甲子園で快挙 142案中の第2位となる優秀賞を受賞

日星高 田舎力甲子園で快挙 142案中の第2位となる優秀賞を受賞

投稿日時:2020年12月15日

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オンラインでプレゼンテーションを披露する生徒たち

福知山公立大学が主催し、今年も全国から142案の応募を集めた「田舎力甲子園」で、日星高普通科特進コース11人の提案が優秀賞を受賞した。数年来続けている応募で初めて全体の2位となる栄誉に輝き、同校は快挙に沸き立っている。



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 内閣府や京都府の後援を受ける田舎力甲子園では、2013年から全国の高校生から地域活性化策を募集している。
 日星高は今年が4回目の応募で、過去3回では全て奨励賞を受賞。今回、初めての優秀賞受賞となった。
 同賞に輝いた提案は、「I?MAIZURU ~コロナ禍のジョブシャドウイングで考えた、私たちにできる地域貢献」。例年、米国発のジョブシャドウイングという職業体験プログラムで、2日間の実習を行っていた同校。今年はコロナ禍により、同様の実習が困難になったことから、生徒主体の地域貢献活動に取り組むことになった。
 地域課題を「人口減少・少子高齢化」に絞った生徒たちは、高校生の目線でとらえた舞鶴の魅力を動画にまとめて、youtubeで発信。万願寺とうがらしの新たな可能性を宣伝するために、若手農家を訪問したり、新たなスイーツ作りに挑戦したりした。
 今回、そうした一連の過程をレポートにまとめて応募したところ、優秀賞の受賞に至った。
 Zoomでのオンライン表彰式が開催された席上で生徒たちは、「今回、応募するにあたって様々なことを知ることが出来た。これまで感じることの少なかった舞鶴の魅力も、深く感じることが出来る機会になった」と充実感を漂わせた。



【まず知ることがまちづくりの第一歩】



 表彰式に合わせてオンラインで全国に発信されたプレゼントテーション。カメラの前で躍動する後輩たちを、あたたかく見守る男性の姿があった。同校卒業生の東崇貴さん(20)だ(㊨写真)。
 現在は京都工芸繊維大に通う東さんは、日星高が田舎力甲子園に初めて応募した時のプロジェクトメンバーだった。右も左も分からないまま活動をはじめ、奨励賞に輝いた。
 「その時の経験が人生の転機になりました」と東さん。地域課題を見定めて、解決方法を探る地域創生プロジェクトのやりがいに目覚めたことがその後の進路を決定づけた。
 工芸科学部に籍を置き、大学院への進学を考えている東さんは、理系技術の力で地域創生を進める研究をしているという。
 東さんは、「舞鶴で生まれ育って、街に強い愛着を感じている。地域創生は、まず知ることが大切。何気ない風景でも、興味を持って見ることで見え方も変わる。後輩たちの活躍はとてもうれしいし、自分としても励みになります」と笑顔を見せた。
 将来は、若手を引っ張っていくリーダーとして舞鶴の活性化に力を注ぎたいという東さん。
 継続する同校の取り組みが、街の未来にたくさんの種をまき続けている。いずれそれらの種が芽吹き、若い力が当地を明るく照らすことを心待ちにしたい。