日本の財政 知って ~近財と税務署が出前授業

日本の財政 知って ~近財と税務署が出前授業

投稿日時:2018年5月22日

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 西舞鶴髙(松下茂男校長)で18日、近畿財務局舞鶴出張所と舞鶴税務署による「日本の財政」を学ぶ出前授業があった。職員によるプレゼンテーションやタブレット端末を使った授業で、日本が抱える財政問題などについて理解を深めた。
 財務省は、日本の財政に興味を深め、国の将来について考えてもらおうと、全国の教育機関で出前授業をしている。市内でも、両機関の職員が中学や高校で授業をしている。
 この日、同校の1年生234人が出席。前半のプレゼンテーションと後半グループワークに分かれ、近畿財務局の岡野真志監査官と、舞鶴税務署の小代正弘係長からプレゼンテーションを受けた。
 岡野さんは「少子高齢化によって社会保障費が増大している」と説明。2025年には約148兆円になるとし、「社会保障の給付の増加と、国民の負担のバランスについて、今後も国民全体での議論が必要だ」と話した。
 小代さんは、税の種類や必要性、納税の義務について説明し、「今日の授業をきっかけに、税がどのように使われているか興味を持ってもらい、考えてほしい」と生徒に投げかけた。
 後半はタブレット端末を使った「予算編成シミュレーション」をした。グループに分かれ、架空の財務大臣として、歳入と歳出のバランスをとりながら、マイナス6.2兆円から始まる財政収支の黒字化を目指した。
 「社会保障費」「公共事業」「防衛費」などの10項目の予算の増減をし、どのような国を目指すかを話し合いながら取り組んだ。
 成果発表では、高齢者に比重をおいたグループや、若者や子どもの未来に予算を増やすグループ、早急な財政の黒字化を目指し、国民に大きな負担を求めるものなど、様々なテーマに沿った予算編成を発表した。
 岡野さんは「予算を決定することの大切さと大変さを分かってもらえたと思う。皆さんは2年後に選挙権を持ちます。自分の意見を表す場である選挙に行く時に、今日学んだ財政についても考えてみて欲しい」と締めくくった。
 泉田侑大さん(15)は「1人ひとりが、国の現状について理解して、意識をもつことはとても重要だと感じた。シミュレーションは分かりやすく、これから勉強してもっと理解を深めたいと思った」と話した。