志高遺跡出土品が府指定文化財に

志高遺跡出土品が府指定文化財に

投稿日時:2018年3月6日

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新たに府指定文化財に登録された「貝製品」
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同じく「広口壺」

 府文化財保護課は19日、平成29年度京都府指定文化財の指定などについて公表した。舞鶴市内からは、美術工芸品(考古資料)として「広口壺及び貝製品」(弥生時代・4点)が新たに選ばれた。
 今回指定された府指定文化財は30件。内訳は、建造物8件、美術工芸品18件、有形民俗文化財1件、無形民俗文化財1件、記念物2件(うち史跡1件、天然記念物および名勝1件)となっている。
 市内から選ばれたのは、由良川流域、志高遺跡の船着場遺構から少し離れた場所で出土した貝が納められた弥生時代中期の壺。
 工事中に思いがけなく発見された当時、埋納された壺内部には多量のタカラガイが入っていたといわれるが、現存しているのは白く風化した3点。このタカラガイは、本州以南で採れるキイロタカラガイで、背面が切除加工されており、古代中国の貝貨との共通性が認められるものの、その用途に用いるため持たらされたものかは分かっていない。
 壺は完全な形を留めており美術工芸品としても価値が高いという。
 同課、美術工芸品担当の藤井さんは「この壺は播磨で作られたものと考えられ、遠方の加工品が納められた他地域産の壺というのは他に例がなく近畿ではこの一例のみ。当時の様子を知る手がかりとして大変貴重な史料だ」とコメントしている。