志楽小図書室一角に「池崎和也くん文庫」 一昨年、交通事故で亡くなり母親が10万円寄付【舞鶴のニュース】

志楽小図書室一角に「池崎和也くん文庫」 一昨年、交通事故で亡くなり母親が10万円寄付【舞鶴のニュース】

投稿日時:2003年5月16日

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平成13年11月30日に交通事故で亡くなった志楽小学校1年の池崎和也君(当時7歳)の母親の恵子さん(33)=舞鶴市小倉=が、子供たちの読書活動に役立ててほしいと同校に10万円を贈った。同校では95冊の本と本棚の購入費に充て、図書室の一角に「池崎和也くん文庫」としてこのほど開設した。児童らは本好きだった池崎君を思い出しながら本を手にしており、同校は読書と交通安全の啓発に役立てたいとしている。
 和也君は小倉の市道で大型ダンプカーにはねられて亡くなった。池崎さんは長男の和也君が冒険ものなどの本が好きだったことから、子供たちが息子のことを思い出しながら読書に親しむ機会になればと、同校に図書購入費の寄贈を申し出た。
 寄贈を受けた同校は低学年を中心に楽しめる本を選び、「ズッコケシリーズ」や「ハリーポッター」などを購入。本の1冊1冊に和也君の「和」と書いたシールを張り、「池崎和也くん文庫」と名付けた。また、文庫名を記したプレートを張った本棚を、4000冊の蔵書がある図書室に設置した。児童らはこれまでに図書室になかった人気シリーズの本を次々と借りている。
 藤村由紀校長は「子供たちの活字離れが進む中で、いい寄贈を受け喜んでいます」とお礼を述べていた。池崎さんは「息子の名前を学校に残してやりたかった。先日学校を訪れた時、子供たちが本を借りているのを見て、名前を覚えてもらえると思いうれしくなりました」と話している。