全国デザコン 環境部門で優秀賞 舞鶴高専チーム 女子学生3人 地元の竹でコミュニケーション広がる建物を提案 舞鶴の放置竹による浸食被害から発想【舞鶴】

全国デザコン 環境部門で優秀賞 舞鶴高専チーム 女子学生3人 地元の竹でコミュニケーション広がる建物を提案 舞鶴の放置竹による浸食被害から発想【舞鶴】

投稿日時:2012年1月13日

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全国の高専生たちがデザイン力を競う第8回全国高専デザインコンペティション2011が、このほど北海道釧路市で開かれ、舞鶴高専チームが2位の優秀賞に輝いた。女子学生3人が、舞鶴産の竹を材料に使って交流の場となる建物の模型を作って提案した。デザコンには舞鶴高専は3回目の出場で初めての上位入賞になる。  デザコンは建築やデザインの設計、技術の向上を目的に、環境デザイン▽構造デザイン▽空間デザイン▽ものづくりの四部門が設けられている。高専生にとってロボコンとプロコンに並ぶ大きなコンテストになっている。  舞鶴高専デザコン部の永井小雪里さん(建設4年)と杉山晴香さん(機械4年)、中村文音さん(建設3年)のチームが、「地場産材を用いて自分たちで家を作る」をテーマにした環境デザイン部門に出場。竹林面積が広い舞鶴市では、山の手入れがされず放置竹が植林地や農地を侵食する被害が出ていることから、竹を活用した建物づくりを考えた。  冬場の高齢者の雪おろしの負担を減らすため、しなる竹の特徴を活かしてゆるやかなカーブの屋根をもつ構造にした。屋根はかや葺きとすることで、地域住民が葺き替え作業を協力することを通して、コミュニケーションの輪が広がることを狙いとした。柔らかい光を取り入れるよう竹を編んだ枠に障子を貼った。  建物の小さな模型と構造などをアピールするポスターを作成して予選に臨み、35チ ーム中から10チームが進む本選出場を勝ち取った。本選に向けて70センチ四方の模型を1カ月近くかかって完成させ、会場で披露するとともに特徴を発表。採光の性能と地場産の竹を採用したことが高く評価された。  3人は「竹の特性を活かしたデザインを考えるのが一番苦労しました。3人で悩み意見を交わした結果が認められうれしい」と話している。

写真=作った建物の模型と永井さん、中村さん、杉山さん(左から)