美容院経営のB―ROAD 舞鶴日赤に善意届ける

投稿日時:2020年7月14日

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寄付金などを手渡す日田さん(左)

 美容院などを運営するB―ROAD(日田道美社長)が、市内の直営店4店舗に設置した募金箱やチャリティーカットで集めたお金8万6603円とチューブタイプのアルコールジェル20本を、舞鶴赤十字病院に寄贈した。
 同社は、4月の売り上げが前年対比で3割減となるなど、緊急事態宣言が発出されて以降大きな影響を受けた。入学式などの季節イベントが軒並み延期や規模縮小となるなど、需要自体が減退したことに加えて、感染リスクを恐れての外出自粛のあおりを受けた形だ。
 同社が運営する各店舗では、従業員の出勤を減らしたり、時短営業を行ったりと様々な対策をとったが、社長の日田さん(57)は「それでも自分たちの境遇はまだまだ甘い。医療従事者の皆さんが置かれている状況は、はるかに過酷だと感じていた」と話す。
 そんな気持ちが高まるにつれ、日田さんは「自分たちにできることはないか」と考え、募金箱の設置を決めた。
 また、それ以外にも小学生に対するチャリティーカットも開始。自粛生活でストレスを感じている子どもたちに、せめてさっぱりとした気持ちになってもらおうと、550円での提供を決めた。「ゴーゴー」となる金額には、元気になってもらいたいという思いも込めた。提供期間中には100人程度の子どもたちが利用し、売り上げは募金に加えた。
 日田さんは、「募金だけのために店を訪れるお客様もいたりと、人の心のあたたかさに触れることが出来た」と振り返り、「自分たちにしか出来ないことで、スタッフたちも美容師としての誇りを感じることが出来た。ボランティアをすることで、我々のモチベーションも上がった」と満足感を漂わせた。
 募金を受け取った同病院の高橋裕行事務部長は、「寄付いただいた皆様の支援にお応えし、今後も地域医療に貢献できるよう職員一同頑張ります」と感謝の気持ちを述べた。
 コロナ禍は私たちの暮らしに大きなつめ跡を残しているが、当地でも危機に際しての「助け合い」が増えている。一刻も早い終息を祈るとともに、助け合う社会が継続することを願いたい。