81マス盤上の戦いin西舞鶴高−垣根を超えて将棋が結んだ交流

81マス盤上の戦いin西舞鶴高−垣根を超えて将棋が結んだ交流

投稿日時:2016年11月4日

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                   中尾修七段と対局する河守さん(3人の中央)

9月11日に行われた第34回障害者将棋大会上級の部準優勝、第32回大会では優勝と、大会では上位入賞の常連である河守駿吾さん(26)が10月23日、西舞鶴高校囲碁・将棋部の門をくぐった。
父の河守俊彦さん(53)の影響もあり、気が付けば将棋にのめり込むことに。いつしか父では追いつけない程の強さになっていたという。
「普段は私を通してゲームで対局をしていますが、対局は出来ても指導はできません。将棋の相手を探すのが難しいです」と俊彦さんは語る。
将棋の相手を渇望する河守さん。本紙は強豪西舞鶴高校へ打診を試みた。
「是非、いらして下さい」
同校土手敏通副校長と将棋部顧問古川博也(はくや)教諭は二つ返事で快諾。
「高校生“京の文化力”推進事業の一環で中尾修指導棋士七段を迎え外部指導を実施します。プロの指導を受けることが出来ますし、生徒とも対局して下さい」
ここに将棋部での対局が実現した。
23日午後1時45分、吉田純樹(あつき)部長(16)を含めた囲碁・将棋部7人は河守さんを迎え、中尾七段との指導対局を開催。河守さんを真ん中に三面打ちでの指導となった。
静かな教室に駒の音が鳴り響きだした。
開始15分。
「まいりました」河守さんが負けを認めた。
プロの強さを肌で感じる結果となったが、すぐに盤を整え2回戦に挑む。
その後、中尾七段からの指導を受けながら何度も挑戦し続け、生徒との対局の時間がなくなる程集中して指導を受けることとなった。
大局を終えた河守さんは「教えてもらえて良かったです。また教えて欲しい。学生の方とも対局してみたいです」と感想を語った。
同部古川顧問は「駿吾くんに来て頂いて、クラブも活気付くことになり非常にありがたいです。地域の活動に貢献することは生徒たちにとっても刺激になります。平日の放課後は部活をしているので、いつでも来て下さい」と述べたことを受け俊彦さんは「ありがとうございます。また来させて頂きます」と感謝を述べた。
近いうち、強豪西高部員との対局が予想される。今後の動向に注目したい。