料理でコロナ対策~男性たちが腕磨く

料理でコロナ対策~男性たちが腕磨く

投稿日時:2020年9月18日

5cd8d9431c04b8d20e9e79e73682c5ce-e1601006136972
完成した料理を前に笑顔を見せるメンバーたち

 城南会館(女布)で月に1回開かれる『男の料理教室』がこのほど、「新型コロナウイルス対策料理」に挑戦した。平成28年に始まった同サークルのメンバーは、60~80歳代の男性で現在11人。料理を通して、老化防止と自立能力の向上、人とのつながりを大切に活発な活動を続けている。



*     *     *     *



 4年間変わらず同サークルの講師を務めるのは、市内で幅広い活動を展開する食育・料理研究家の谷口久美子さん。この日は、ウイルスに打ち勝つ「免疫力」の向上、外出自粛などによる「コロナ太り」を解消するものなど、谷口さんが考案したレシピに沿って進められた。
 実習開始を前に谷口さんは「コロナウイルス感染拡大防止にマスクや消毒はもちろん欠かせない」とした上で「免疫力をアップしてコロナに打ち勝ちこの難局を乗り切りましょう」とメンバーたちに呼びかけた。
 手がけた料理は、レタスや高タンパク質で低カロリーの鶏のささ身などを使った『コロナ太り解消サラダ』、免疫力や抵抗力をアップさせる発酵食品・塩こうじを使った『豚肉の生姜焼き』、油揚げをピザ生地に見立てることで糖質を抑えた『揚げピザ』の3品。
 調理に不慣れな男性ばかりで始まったサークルだったが、「失敗あってこその成長」と寄り添い続けた谷口さんの指導の賜物か、今ではすっかり、手際よく作業をこなす。
 タンパク質が多いことから焼くと硬くなる豚肉は、タンパク質を分解する成分が多い舞茸を合わせることで柔らかく仕上がるという。「強火に注意!火加減がポイントですよ」とのアドバイスを受けながら班ごとに焼き上げた。
 地産地消を掲げる谷口さんとあって、ピザには市内業者製造の油揚げや万願寺甘とうを使うなど、郷土愛も忘れない。
 完成したメニューの実食では、豚肉の柔らかさに驚きを見せるなど、それぞれが思い思いに感想を口にしながら楽しげなひとときを過ごした。
 「油揚げのピザなんて…うまいはずが…」と疑心暗鬼で臨んだことを明かしたメンバー数人は「これはおいしい!」「その上、作るのも簡単」「家でも挑戦してみる」などと一転して高評価を口にした。
 教室で磨いた腕前を自宅でも披露するという打田俊夫さん(71)は、「ピザもおいしかったし、孫にも作ってあげたい」と笑顔を見せた。