「藤の森」再生へ

「藤の森」再生へ

投稿日時:2019年7月2日

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”藤の森公園”のゴミを拾う児童たち

「総合的な学習の時間」で、地域活性化につながる様々な取り組みを展開してきた中舞鶴小が、新たな取り組みを始めている。5年1組の児童たちが、「藤の森」=和田山ノ神=と「和田海岸」を再生し、“市民が集える公園に”と企画。6月14日に清掃活動を実施し、最初の一歩を踏み出した。児童たちは「舞鶴の名所にして多くの観光客を呼びたい」と期待を膨らませている。



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 「和田海岸」は美しい砂浜が続く海水浴場、「藤の森」は海岸に面した広場で、子どもたちにとって公園の役割を果たしていた。かつては多くの人々が集う憩いの場所だったが、昭和期に行われた護岸工事により、貴重な自然の生態系と人々のにぎわいは失われている。
 児童が自ら課題を見つけ、解決する力を育む「総合的な学習の時間」のテーマを考えていた児童たちは、中舞鶴探検隊(井本精一隊長)の力を借り、6月初旬に「まち歩き」に同行。「藤の森」や「和田海岸」の話を聞き、海岸とその周辺を整備し、にぎわいを取り戻したいと声を上げた。
 テーマは「ごみをなくせ、かがやけ海よ~きれいな海コースの流しめん~」。大きな目標としては、整備の目途が付く9月には「流し麺イベント」を企画し、市民と一緒に祝いたいと考えている。
 考えに賛同した同探検隊や和田自治会も協力。市や隣接する企業など関係機関との調整や、草刈りなどを手伝っている。
 この日は、同じ「美化」をテーマにする2組の児童たちも参加。探検隊の隊員たちと一緒に雑草や海岸のゴミなどを集めて、ゴミ袋に入れていた。
 木室敢太さん(10)は「一緒に掃除をすることで、皆と仲良くなれるのがこのプロジェクトの良い所。ここを観光地にして市外からも人を呼びたい」と目を輝かせていた。
 井本隊長(71)は「自分たちで興味を持ち、考えて、企画を立てている。とても良い経験になると思う。できるだけ協力したい。和田の自然や歴史とも合わせてこの地をPRできたら」と話していた。
 今後は複数回清掃活動を実施。協力団体と一緒に考えながら方針を決めていくという。
(井上 務)