NPO法人「花の架け橋」上山理事長の 遺志継ぎ コスモス満開 大野辺緑地 日曜日にはおもてなしも【舞鶴】

NPO法人「花の架け橋」上山理事長の 遺志継ぎ コスモス満開 大野辺緑地 日曜日にはおもてなしも【舞鶴】

投稿日時:2012年10月12日

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舞鶴西港の大野辺緑地=下福井=約1,000平方メートルに咲いたコスモスが満開になり、見ごろを迎えている。NPO法人「花の架け橋」が手掛けて2年目になるが、今年は理事長の上山(かみやま)友康(ゆうこう)さん(当時62歳)が8月下旬に病気で亡くなった。メンバーたちは今、「西港を花の名所にしたい」との上山さんの遺志を継ぎ、取り組んでいる。  昨年、大野辺緑地を管理する府の許可を得て、近隣住民らと協力し、土おこしや雑草刈りから始め、種を蒔き、約50,000本のコスモスの花を咲かせた。今年も、5月末から半年かけて作業を行った。咲いた花への水やりは「釣人のマナーの会」が手伝うなど、多くの市民の手によって育てられている。  夏になり体調を崩した上山さんが、入院中の7月下旬に外出の許可を取り、京都銀行西舞鶴支店で「小さな親切」運動京都府本部からコスモスの種70,000粒を受け取った。そのお礼にと、昨年採れたコスモスの種30粒を1袋にした600セットを同銀行に贈った。市役所の西支所や寿荘などにも配り、花を増やす人たちの輪を広げた。  8月5日にメンバーたちが種を蒔いたが、容体が悪化した上山さんは参加できず亡くなり、会を継続するための協議にメンバーたちは追われた。今年も開花に合わせて昨年催したイベントを開く予定だったが、地域の行事などが重なったこともあり、取りやめにした。  楽しみにしていた市民も多いため、今月28日までの毎週日曜日、午前9時ごろからお昼すぎまで、現地でメンバーたちがテーブルやいすなどを用意して見物客をもてなすことにしている。メンバーの一人は「今年はたくさんの人に携わっていただき、また綺麗なコスモスを咲かせることができました。市民のみなさんの憩いの場として活用してほしい」と話していた。  花の周りには、「花の架け橋」が行う高齢者向けの外出支援の送迎サービスを利用し、準備などを一緒に手伝った高齢者や、携わった支援者たちの名前を書いた札が立てられている。

写真=上山理事長の名札も立てられている大野辺緑地の満開のコスモス畑