96歳 見事な手仕事見せる 浜の内海さん、ミニ着物づくり グレイスヴィルまいづるで作品 熟練の腕活かし、古布で手縫いを楽しむ【舞鶴】

96歳 見事な手仕事見せる 浜の内海さん、ミニ着物づくり グレイスヴィルまいづるで作品 熟練の腕活かし、古布で手縫いを楽しむ【舞鶴】

投稿日時:2010年12月10日

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96歳になる内海かずゑさん=浜=が、長年培った着物の仕立ての腕を活かし、手縫いで古布を再生してミニ着物づくりを楽しんでいる。腰紐などの作品は、元気な内海さんにあやかって、長寿と健康を授かる縁起物の贈り物としても喜ばれている。訪問着や羽織、座布団など約50点の作品が、布敷の特別養護老人ホーム「グレイスヴィルまいづる」内の交流スペースに展示されている。  内海さんは10代後半から和裁を習い、呉服店からの注文を受け自宅で仕立ての仕事を3人の子供を育てながら続けた。内海さんが仕立てた着物は着やすいと評判で依頼も多く、夜なべして仕上げたという。70歳で仕事から引退した。  1年前、ミニ着物を知った長女の勧めで作品づくりを始めた。フリーマーケットで手に入れた古布の帯や肌襦袢などを使って、一針一針縫ってうち掛けや訪問着、はんてん、でんちなどに仕上げた。着なくなった着物をもらい、ミニ着物に生まれ変わらせてプレゼントすることもある。  ショートステイで利用した同まいづるでも作品づくりや針仕事をして過ごし、その姿を見ていた施設側が作品展を勧めた。藤や鶴などの柄を活かした華やかなミニ着物などが先月から並ぶ。仕事から退いたとはいえ腕は衰えておらず、作品を見た呉服店関係者も見事な手仕事に驚いている。  眼鏡さえかければいまも針の穴に正確に糸を通し、耳もよく聞え周囲の人たちと会話を交わしている内海さん。「図柄を合わせたりといろいろ考えながら作れるので楽しい。作品展ができるなんて夢にも思いませんでした。これからも続けていきたい」と話す。展示は来年1月中旬ごろまでの予定。だれでも見学できる。
写真左=展示されている多くの作品
写真右=一針一針縫う内海かずゑさん