9月7日「こどもたちからのメッセージ・記念講演」の オープニングで市民有志ら、歌劇で引き揚げ者の出迎え演じる【舞鶴】

9月7日「こどもたちからのメッセージ・記念講演」の オープニングで市民有志ら、歌劇で引き揚げ者の出迎え演じる【舞鶴】

投稿日時:2008年9月2日

0809021

引揚最終船入港50周年と舞鶴引揚記念館開館20周年の記念事業として、9月7日、浜の市商工観光センターで開かれる「こどもたちからのメッセージ・記念講演」のオープニングで、七夕会と老人会の市民有志45人が、引き揚げ者を出迎えた婦人会や家族を演じる歌劇「岸壁の母」を発表する。出演者らはステージを通して、市民らの出迎えの活動や悲惨な戦争の史実を伝えたいと練習に励んでいる。  10年前、長岡京市での民生児童委員の全国大会で、引き揚げ時の様子を発表した委員らが七夕会を結成し、年に一度会食などで親交を続けている。今回は市主催の記念事業でもオープニングイベントとして発表をと提案し、城南、高野、中筋地区の同会と老人会のメンバーが出演する。  その一人、伊佐津の主婦、安達一重さん(82)は、引き揚げ者を熱心に出迎え、「引き揚げの母」として知られる元市議の田端ハナさん(2006年に没、99歳)と同じ師範学校で学び、小学校教員として教えを受け、その活動を目にした。  歌劇は引き揚げ者を出迎える様子を、コーラスや詩吟、舞踊などで構成した内容。「異国の丘」のコーラスに始まり、ゲートルに雑嚢(のう)菅田の引き揚げ者、看護婦、迎えの旗を手にした婦人会、親子らに扮し、再会を果たす場面を演じる。約1カ月前から各パートで練習に取り組んできた。  安達さんは「田端先生や女性たちの姿をいまの人に伝えたい」とする。元小学校教諭の岸本美佐枝さん(78)=岸谷=は「子供たちを連れて引揚者の出迎えや慰問に行った当時を思い出し歌いたい」、後野千代子さん(67)=真倉=は「戦争のことを忘れず、悲しむ人を出してはいけいという気持ちで演じたい」と話していた。  7日午後1時から開演。歌劇に続いて大浦小学校6年生らの引き揚げについての発表、作家の辺見じゅんさんの講演がある。発表に先立ち同日午前10時45分から三条海岸で、入港を再現した行事でも出迎えを演じる。

写真=引き揚げ者の出迎えを演じる市民有志ら

【舞鶴】