6月4日出発、山口さんら参加と募金呼びかけ 内モンゴル遊牧民に井戸贈り鯉のぼり泳がせる【舞鶴】

6月4日出発、山口さんら参加と募金呼びかけ 内モンゴル遊牧民に井戸贈り鯉のぼり泳がせる【舞鶴】

投稿日時:2008年5月2日

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各地で大道芸のちんどん公演をする余部下の山口年子さん(52)と仲間たちが、旱魃(かんばつ)が続く中国内モンゴル東部のホルチン地方の村で、井戸を贈るボランティア活動に取り組む。現地で遊牧民たちと一緒に井戸を掘るほか、鯉のぼり職人から寄贈を受けた鯉のぼりを子供たちに届け、空に泳がせることにしている。6月4日に出発する。「舞鶴の風を内モンゴルへ」と参加者と募金の協力を呼びかけている。  公演で訪れた内モンゴルでの出会いがきっかけになった。そこで満足に教育が受けられずとも、子供たちのキラキラ輝く目が心に残り、6年間で500万円の募金を集め、昨年現地の小学校に図書施設を寄贈した。  そんな中、親しい内モンゴルの歌手チャン・チチガさんから、故郷一帯が旱魃で沙漠化が進み、子供たちも学校に行けない様子を聞く。出身地の村名のフホタラは「青い草原」を意味するが、いまや村のすぐ側まで近づく砂漠も見て、井戸を贈ろうと活動を始め、舞鶴などの友人らも協力している。  先月には予定地のジュルホ牧場を訪れ打ち合わせをした。井戸は深さ70メートル、直径30センチ。ボーリングで1本掘るのに35万円かかる。現在1本分の募金は集まっているが、2本の井戸を掘る予定で残り30万円を目標にする。  もう1つの活動は、託された鯉のぼりをジュルホの学校で空に上げること。昨年5月、浜のギャラリー・サンムーン(佐藤保明さん代表)の鯉のぼり展で、山口さんは「モンゴルの子供たちに泳ぐ鯉のぼりを見せたいな」とポツリと漏らす。事情を聞いた製作者の奥田稔さん(64)=京丹後市=が、木綿に手染めの真鯉(6.3メートル)など鯉のぼり一式(100万円)を子供たちに贈ることにした。  山口さんは「沙漠化が進む地を見て涙があふれました。水が出た瞬間と泳ぐ鯉のぼりに喜ぶ子供たちの姿がいまから楽しみ。奥田さんにもその様子を報告したい」、奥田さんは「1銭の得にもならないことに、一生懸命になる気持ちに感じるものがあった。子供たちに喜んでもらえれば」と話す。  日程は6月4日~同11日。遊牧民の住居ゲルでの宿泊や乗馬体験、世界遺産・大青溝も訪れる。定員15人。費用は19万6000円。締め切りは5月20日。
【問い合わせ】電話FAX64・1090、山口さん。募金の振込先は三井住友銀行平野支店 普通口座番号1367041 中国内モンゴルに井戸をプレゼントする支援会

写真=各地でちんどん公演をする山口さん(中央)と仲間たち。製作者の奥田稔さんから託された鯉のぼりを手に協力を呼びかける

【舞鶴】