4月6日まで、市郷土資料館企画展「寄贈品展」 貴重な歴史資料で舞鶴の近世・近代の暮らし【舞鶴】

4月6日まで、市郷土資料館企画展「寄贈品展」 貴重な歴史資料で舞鶴の近世・近代の暮らし【舞鶴】

投稿日時:2008年2月19日

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【舞鶴】

市郷土資料館の企画展「平成19年度寄贈品展」が、北田辺の同資料館で開かれている。市民から寄贈・寄託を受けた貴重な歴史資料の中から約30点を並べた。江戸期の百姓一揆の起請文のからかさ連判状、明治期の舞鶴の様子を綴った文書、同時期の暮らしに使われた階段ダンスなどが、舞鶴の近世と近代の一端を伝える。入場無料。  江戸時代に小橋で庄屋を務めた粟野家から、『舞鶴市史』にも紹介された貴重なからかさ連判状を含む三十四点の文書が市に寄贈された。からかさ連判状は身分制の敷かれた封建時代に農民らが訴え出る際、首謀者がわからないように放射状に署名をした。  粟野家の連判状は享保18(1733)年3月の日付で、大庄屋預かりの耕作代について願いを出すが、どのような結果になっても庄屋に恨みはないと21人の百姓らが誓いを立て、決死の覚悟を庄屋に示した。  田辺藩在住の農民が明治維新ごろ、オランダ船が舞鶴に来航した事件などを綴った記録の「多日新聞 第壱」、明治期の紙でできた鯉のぼり、明治期の茶道具を入れる茶の間ダンスも並ぶ。また、引出しがついた階段ダンスやちゃぶ台、陶器の重箱、皿などで明治ごろの民家の一部屋を再現したコーナーを設け、当時の暮らしの様子を伝える工夫もした。  このほか、賃貸条件などの統制などの業務をした舞鶴貸家貸地組合の昭和16年~同21年までの日誌からは、戦中から戦後直後の舞鶴の住宅事情をうかがわせる。それに合わせて米軍が昭和22年に撮影した西市街地の航空写真も展示した。  展示は4月6日まで。午前9時~午後5時。月曜休み。 【問い合わせ】電話75・8836、同館(市民会館2階)

写真=階段ダンスやちゃぶ台などの明治の暮らしを再現したコーナー

【舞鶴】