12月7日、舞鶴グランドホテルで 念願のリサイタル、音色の魅力を 尺八奏者の林さん 大師範昇格の節目に【舞鶴】

12月7日、舞鶴グランドホテルで 念願のリサイタル、音色の魅力を 尺八奏者の林さん 大師範昇格の節目に【舞鶴】

投稿日時:2014年12月2日

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都山流尺八の大師範昇格を記念して、余部下の尺八奏者、林悦雄さん(63)=竹号・悦山=が、念願のリサイタルを行なう。入門から40年以上が過ぎ、退職後は東日本大震災の被災地、地域の福祉施設などで演奏を続けている。師匠で著名な演奏家の小山菁山さんや仲間たちも、応援しようと出演する。12月7日午後2時から円満寺の舞鶴グランドホテルで開かれる。
 1970年の同志社大入学時、古都・京都にちなんだことをしようと思っていたところ、下宿で同じ大学の先輩が尺八をしていたことから勧められ、邦楽部に入部した。都山流の小山さんに入門し研鑽を積んだ。73年に準師範となり、03年に師範の試験を首席で合格した。
 学校教員時代には仕事と子育てで忙しく、吹く時間をとれず中断する時期もあったが、福知山から自宅のある舞鶴へ転勤後は毎日60分は稽古することを心がけた。盲学校舞鶴分校在勤時にはピアノを演奏する目の不自由な小学生児童と、ジョイントコンサートもした。
 10年の退職後は市身体障害者支援センターで送迎の仕事をしながら、演奏活動に精力的に取り組んでいる。箏などをする仲間たちの邦楽グループ「アジアンハープ」に加わり、舞鶴や綾部などの老人施設や敬老会などでボランティア演奏をする。また、公民館主催の尺八講座で指導したり、昨年は箏演奏家の立道明美さんらと被災地の大船渡市で演奏もした。
 初のリサイタルには尺八道の集大成として臨む。小山さんはじめ、都山流尺八舞鶴会の有志、アジアンハープのメンバーたちも共演する。大学時代の先輩が吹き感動を受けた曲「出雲路」、古典風の「八千代獅子」、「かさじぞう」などを奏でる。
 林さんは「竹という自然を素材にした楽器のシンプルさと、自分の体調や気持ちがその音色に反映されるのが魅力。大師範を節目にリサイタルをすることを目標としてきました。こうした機会に尺八の音色の魅力を多くの人に聴いてもらえれば」と話している。入場無料。だれでも来場できる。
【問い合わせ】電話090・3169・8837、林さん

写真=震災被災地や福祉施設などでも演奏する林さん