11月15日~17日、浜の総合文化会館で 日本画家・井上緑峰さんの画業偲び遺作展  【舞鶴のニュース】

11月15日~17日、浜の総合文化会館で 日本画家・井上緑峰さんの画業偲び遺作展 【舞鶴のニュース】

投稿日時:2002年11月8日

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写真は創作に励むありし日の故・井上緑峰さん(「井上緑峰画集」より)

 昨年7月に86歳で亡くなった日本画家、井上緑峰さんの遺作展が、井上さんから指導を受けた「緑峰会」の人たちの手によって、11月15日~17日、浜の総合文化会館で開かれる。同会の第30回目の作品展も兼ねている。出身地の網野町の菩提寺に保管されている絵画4点が、今回初めて展示公開されることになり、井上さんの画業を偲ぶことにしている。
 井上さんは16歳で画家を志し、戦時中は舞鶴に移住し海軍鎮守府嘱託画家となった。昭和30年、水墨画・日本画の「緑峰会」を主宰し、多くの門下生を指導。旺盛な創作意欲を持ち、作品はフランス、ポルトガルなどの国際展で受賞、国内外で知られるようになった。海外での日本文化紹介の功績で「国際芸術文化賞」を受けた。
 また、社会福祉法人・舞鶴学園の理事長を40年間務めたり、自作をオークショクにかけるチャリティーを開いて収益金を阪神大震災の被災者に寄付するなど、社会福祉活動にも尽力した。
 井上さんの遺志によって、作品は菩提寺の大林寺に展示保管されており、遺作展は7点を借り受けて開催する。昭和13年作の「カンナ」、平成2年作の「日本海の怒涛マ号を囓む」などの代表作のほか、同寺に寄贈されたちりめん布地に描いた四季シリーズも初めて展示。緑峰会の約60人が約130点を出品し創作の成果を披露する。
 同会事務局長を務める今峰武さん(75)=丸山中町=は「お正月に会の役員が先生宅に集まるのを楽しみにしていらっしゃった。美しいものを美しいと感じる心を育てようと福祉活動にも尽くされた」と話している。展示は午前9時半~午後5時半(17日は同5時)。