食物繊維豊富 低カロリーで人気 有本さん、マコモタケ 今月末まで収穫ピーク【舞鶴】
投稿日時:2015年10月9日

舞鶴市高野由里の田んぼで、中華料理の高級食材で知られるマコモタケが収穫シーズンを迎えている。高野台のテニスコーチ兼農業の有本和彦さん(58)が、刈り取り作業に励んでいる。
マコモタケは高さ2メートルにもなるイネ科の植物。外皮をむいた茎がビタミンやミネラル、食物繊維を豊富に含み、低カロリーの食材になる。タケノコのような食感でほのかに甘味があり、くせがないためどんな料理にも合う。細く切って電子レンジで温めるだけで柔らかくなる。
水田の転作作物として栽培されているのを知った有本さんが、約10アールの田で2011年に株を植え、2年目から群生するようになり、毎年9月から収穫して一部を出荷している。今年は学校や福祉施設の給食に使われるようにもなった。
有本さんは「今シーズンは繊維が詰まった茎も育ち、多い時で1日に1000本を収穫しています。キムチでからめて食べてもおいしい」と話し、様々な調理法を試している。
収穫は今月末まで。七日市のスーパー「ウメガキ」で200グラム(3、4本)100円で販売。【問い合わせ】電話090・9701・5777、有本さん。
写真=収穫した茎と有本さん。後方がマコモタケの田