風景の輝き追求し創作 齋藤正幸さん(喜多) 画集「ふるさとの四季」出版 人と自然の美しさをテーマに【舞鶴】

風景の輝き追求し創作 齋藤正幸さん(喜多) 画集「ふるさとの四季」出版 人と自然の美しさをテーマに【舞鶴】

投稿日時:2014年9月5日

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舞鶴市喜多の会社役員、齋藤正幸さん(64)が、水彩画で茅葺き民家や舞鶴の風景などを描いた画集「淡彩画 ふるさとの四季」(縦・横20センチ四方、80ページ)を、このほど自費出版した。風景が最も輝くような構図を考え、機械設計を行うエンジニアの腕を活かし、丁寧にスケッチと彩色をして仕上げている。23年間に描いたものの中から70点を収録した。
 元々絵が好きだったが、20代から我流で旅先で風景を書き始めた。1989年に京都ゼミナールハウス主催のスケッチ教室に参加しかやぶき民家を描き、2人展を開いたこともあった。その後、南公民館で活動する絵画サークル「蒼」に入会、舞鶴出身で門真市在住の画家、奥野北雄さんから指導を受け、創作に没頭する時間を持った。
 直感的に美しいと思った感動を作品づくりのモチベーションの源泉とし、気に入った風景や構図にこだわる。当初はうまく模写することを一番にしていたが、その後は車に一番似合う背景の建物を考えたり、建築物にふさわしい花を描きこんだりと独自の風景を創作している。
 3、4年前から画集の制作を思い立ち、準備を進めてきた。舞鶴のコーナーでは吉原入江、三浜と小橋の漁村、赤れんが倉庫と赤いバラの花など、京都のページには金閣寺、八坂の塔が見える東山の散策路、旅で訪れた信州のコーナーでは千曲川と山並、白川郷のかやぶき民家などを掲載した。
 また、98年から3年間、米国デトロイトに赴任した際、クラシックカーのオークションを目にし、ジャガーやコルベット、T型フォードなどを描き、それらにワイン工場など思い思いの背景を配置した絵も収めた。
 齋藤さんは「自然に抱かれた人間の造形物を被写体に、人と自然との調和の美をテーマに描いてきました。手に取って下さる方の心を豊かにする一冊になれば」と話している。友人らに贈ったほか、残る約180部は希望者に実費で配布している。森のとけい(電話76・1153)、アールココ(電話75・0555)、ギャラリー・サンムーン(電話63・4858)で扱っている。

写真=初めての画集と齋藤さん