電子制御の開発・実験を強化 日立造船 拠点のセンター完成【舞鶴】

電子制御の開発・実験を強化 日立造船 拠点のセンター完成【舞鶴】

投稿日時:2012年4月24日

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日立造船(本社・大阪市)は、電子制御機器事業の拠点強化のため、余部下の舞鶴工場内に制御機器センターを完成させ、4月19日、報道関係者に公開した。風力発電などを使って電力需給に合わせて発電量を制御するマイクログリッドシステムの開発・実証実験や、関連機器の製造などに取り組む。  同社は電子制御機器の研究開発と設計を大阪本社で、製造を舞鶴工場で行っている。今回新設した同センターでは制御装置などの製造だけでなく、実証実験を担う施設。建物は鉄骨造2階建てで延べ床面積3246平方メートル。昨年9月に着工した。総事業費は約5億円。現在の従業員は30人。今年度新たに5人を雇用する予定。  電力需給の状況に合わせて発電量をコントロールする小規模電力をマイクログリッドシステムと呼び、工場やビルなど電力使用量500キロワット以下の事業体をターゲットにニーズを掘り起こし、システムを売り込む。同センターでは、屋根に設置した70キロワットの太陽光発電パネルと屋外の風力発電装置、蓄電池などを組み合わせ実験する。2013年度後半に商品化を目指す。  このほか、セキュリティシステム関連機器、映像監視システム、電子看板の表示端末にデータを配信する制御装置のデジタルサイネージの実証実験も行う。また、屋根の太陽光パネルで同センターで使う電力量の約30%を賄うことにしている。  機器の調整を行った後、10月1日から本格的に操業を開始する。

写真=完成した制御機器センター