陶芸家夫妻おひろめ展 服部さんと村山さん、理想の創作環境求め有田から移住 11月27、28日に桑飼下の自宅で開催 西洋式薪窯を自作、陶磁器出品 【舞鶴】

陶芸家夫妻おひろめ展 服部さんと村山さん、理想の創作環境求め有田から移住 11月27、28日に桑飼下の自宅で開催 西洋式薪窯を自作、陶磁器出品 【舞鶴】

投稿日時:2010年11月24日

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陶芸家の服部克哉さん(39)と村山朋子さん(31)夫妻が、理想の創作環境を求めて昨年、佐賀県有田から舞鶴に移住し、今夏念願の西洋式の薪窯を完成させた。今月火入れして初窯の作品が焼きあがり、27、28日、桑飼下の自宅兼工房でおひろめ展を開催する。服部さんが陶器、村山さんが磁器の日用の道具を展示する。来場を呼びかけている。  服部さんはものづくりを仕事にと考えていたところ、大学の陶芸部で子供のころの土遊びをした楽しい感触を思い出し、陶芸家への道を志した。実家が綾部の村山さんは、陶芸家の両親の元で育った。最初は陶芸に関心を持っていなかったが、体を動かす仕事として選んだのが身近な陶芸だった。  有田市で陶芸を学んでいたころに出会って結婚。独立を考え薪窯が設置できる広い敷地を備えた環境を五年かけて探し、舞鶴市の空家バンクで適地を見つけ2児の家族4人で移住した。山に囲まれた桑飼下の原谷に位置し、赤穂義士が通ったとされる古道がある。  耐火れんがを積んだ西洋式の薪窯は高さ1.8メートル、奥行き1.3メートル。父の村山光生さんのアドバイスを受け8月に完成させた。同じ薪を使う穴窯と比べ、火が窯全体に回り熱効率がよく、24時間で均一に焼き上がる特徴を持つ。いまはガス窯が主流の磁器もこの窯で焼く。離れの建物にけろくろを設置し2人の工房にした。  作品は落ち着いた風合いに仕上がり、大皿や湯のみ、ピッチャー、ペーパーウエイトなどの陶器と磁器の約百点を展示する。服部さんは「地域の人たちに親切にしていただき、自然豊かな静かな場所で制作に没頭できます。2人で一歩一歩、多くの人に使ってもらえる生活の道具を作っていきたい」と話す。  両日とも午前10時~午後5時。
【問い合わせ】電話60・1096、服部さん
写真=初の2人展を開く服部さん(右)と村山さん。後ろが薪窯。