金・土曜日の夜限定 八島に 僧侶が商店街でバー開店 増田住職の「南無s`Bar」【舞鶴】

金・土曜日の夜限定 八島に 僧侶が商店街でバー開店 増田住職の「南無s`Bar」【舞鶴】

投稿日時:2014年1月24日

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NPO法人京極マリア祈りの里理事長で、泉源寺の真言宗「智性(ちしょう)院」住職の増田憲嶺(けんりょう)さん(51)が、浜の八島商店街の空き店舗に、毎週金、土曜日の夜だけのバー「南無s`(なむず) Bar」をオープンさせた。市民と気軽にうまい日本酒を交わしながら、様々な話題で語り合う場をつくろうと、お寺から町に飛び出しカウンターに立っている。
 京極マリア(1542~1618)は、近江の戦国大名・浅井長政の姉で、晩年を泉源寺で過ごしたキリシタン。此御(こみ)堂で静かに信仰生活を送り、村人たちは「泉源寺さま」と慕い、位牌は智性院に伝えられている。
 増田さんと地元住民はマリアの生き方を地域づくりに活かそうと、2010年にNPOを設立。活動の1つに同寺で座談会を開き、葬儀やお墓などをテーマに話し合ってきたが、増田さんは寺の中だと建前しか聞けず、回を重ねるごとに参加者も減り複雑な心境を抱いていた。
 ざっくばらんに悩みごと、寺への疑問などを語り合いたいと、僧侶が運営する大阪市の「坊主バー」を見学した。若者や観光客が集まっている様子を見て、住職になる前は飲食店で料理人を務め接客経験もあることから、舞鶴でもバーをしようと、昨年12月下旬に開店した。
 店舗は屋台村入口の西側でカウンターの10席のみ。店内は香をたいている以外は仏教の雰囲気を出していない。メニューは同法人が栽培した酒米で仕込んだ日本酒「いのり」のほか、各地の純米地酒(400~1,000円)を揃える。このほか生ビールとソフトドリンクもある。食べ物は当面は酒のあてのみ。
 増田さんは「仏教を押し付けるつもりもなく、日本酒を飲みに来たというだけでも歓迎します。癒しの場、ストレス発散の場になれば」と話している。マリア没後400年の2018年に再建予定の此御堂が完成するまで続け、バーでの経験を活かして此御堂を地域コミュニティーの場にする計画だ。
 営業時間は午後7時~同12時。事前に連絡をもらえば金、土曜以外も開ける。
【問い合わせ】電話090・8987・0049、増田さん

写真=作務衣姿でカウンターに立つ増田さん