車いす利用者が温泉や小旅行へ 松尾の仲西さん 、福祉タクシーサービス開始【舞鶴】

車いす利用者が温泉や小旅行へ 松尾の仲西さん 、福祉タクシーサービス開始【舞鶴】

投稿日時:2004年4月9日

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車いすの身障者や高齢者の温泉に行きたい、との願いを実現した福祉タクシーが、4月から舞鶴市内で営業を始めた。車いすでの入浴設備、目的地までの道中の身障者用トイレの設置個所などを事前に確認、安全で快適な乗客サービスを行う。これまで温泉や小旅行に出掛けにくかった車いす利用者には朗報と言えそう。営業しているのは、松尾の有限会社「ラポート」福祉タクシー事業部。近畿運輸局の車いす利用者と付添人に限定した輸送業務の事業許可を受け、1日から営業を開始した。所有車両は、車いす1台と付添人2人に運転手を含めた4人乗り福祉タクシー1台。代表取締役の仲西浩毅さん(48)が運転手を務める。 仲西さんは、元サラリーマンで、会社への出勤時に、近所の人から頼まれて、松尾の自宅から市街地の病院に送ることがあった。しかし、これが度重なると、送られていた人も遠慮がちになった。「お年寄りや障害者の人たちは、もっと困っているだろう。気軽に利用できるタクシーがあれば」との思いが、福祉タクシーを始めたきっかけという。 高齢者や身障者の移送ボランティア団体や福祉施設の職員らから話を聞き、移送だけに限らず、温泉旅行のサービスもするタクシーの運行を計画。タクシー運転手に必要な2種免許と、介助に役立つようホームヘルパー2級の資格も取得した。 営業を始めて間もないが、温泉行きを希望する車いす利用者があり、仲西さんは車いすの入浴設備の有無など事前に調査、利用者とも打合せを行って、行く先を兵庫県八鹿町の「とがやま温泉」と決めた。4月10日に出発する。 仲西さんは「病院などへの移送もしていますが、温泉や観光を業務のメーンにしたい。安全を最優先に、車いすの人たちが楽しく旅に出掛けられるよう手助けします」と話している。 利用料金は、1日8時間貸切りで3万1200円。半日4時間もあり、予約があれば見積もりもするという。予約は電話、65・2266、FAX65・2268、ラポート。

写真=福祉タクシーのリフトを操作する仲西さん