講演「いっぺんきりの命をともに」 骨髄バンク設立に尽力、神山さん(信楽町)【舞鶴】

講演「いっぺんきりの命をともに」 骨髄バンク設立に尽力、神山さん(信楽町)【舞鶴】

投稿日時:2005年11月1日

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女性陶芸家の草分けで、骨髄バンク設立に尽力した信楽町の神山(こうやま)清子さんが10月28日、舞鶴市行永の倉梯小学校で、「いっぺんきりの命をともに」と題して講演した。同校PTAなどの主催。復元した自然釉(ゆう)の作品づくり、白血病で亡くした息子の闘病生活などを語った。神山さんの実話に基づいた映画「火火(ひび)」が12月4日、市民会館で上映される。神山さんは1936年、佐世保市生まれ。信楽で女性の窯元が認められなかった時代、釉薬を使わずに碧色のビードロに輝く自然釉を五年をかけて完成させた。同じ陶芸の道に入った息子・賢一さんが白血病を発病。2人は骨髄提供者を探し運動を全国に広げ、骨髄バンク設立の大きな推進力になった。賢一さんは31歳で亡くなったが、清子さんは現在も運動を続けている。講演会には児童や市民らが来場、会場には自然釉と賢一さんの遺作が展示された。貧しく差別を受けた子供時代を振り返り、得意な絵を先生に認められ、陶芸の道へ進んだ。自然釉との出会いを語り、作品の数々と製作過程、そして賢一さんの闘病生活を映像で紹介。最後に「希望を持って努力をし、強く生きて下さい」と結んだ。市民でつくる上映実行委員会(西村佳子代表)主催の「火火」(高橋伴明監督)の上映会は12月4日午後1時から。収益金は骨髄移植推進財団に寄付する。入場料(前売り)は一般1000円、18歳未満500円。
【問い合わせ】電話63・4858、ギャラリー・サンムーン。

写真=講演する神山さん