補助で樹木粉砕機導入、竹パウダーで地域づくりを 大浦半島河辺の住民有志で組織「手づくりの里かわなべ」【舞鶴】

補助で樹木粉砕機導入、竹パウダーで地域づくりを 大浦半島河辺の住民有志で組織「手づくりの里かわなべ」【舞鶴】

投稿日時:2010年7月27日

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 大浦半島河辺地区の住民有志で組織する「手づくりの里かわなべ」(永野治郎会長)が、人里にまで侵食する竹を活用した地域振興策に取り組んでいる。京都府の地域力再生プロジェクトの補助を受け購入した樹木粉砕機で竹を微粉末に加工し、土壌改良剤や地域特産品の開発・販売、竹林の拡大防止を計画している。7月31日午後1時から室寺の竹林で作業を公開、西屋集会所で講演会を開く。  かつては河辺地区でも薪炭の生産などで山に入る人もいたが、手入れが行われなくなってからは竹やぶが植林地にまで増え、山の荒廃に住民たちは頭を悩ませていた。大浦全体の活性化に取り組む「ふるさと大浦21」で竹炭づくりをするなど竹林の活用をしてきた実績を踏まえ、同地区でも独自に竹を利用して地域づくりを進めることにした。  府の助成や住民の寄付で樹木粉砕機(約150万円)を購入。キャタピラーを付けた自走式で、1時間に生竹120~200キロを微粉末にできる。これを空気を遮断した袋に1ヵ月間いれておくと、竹の中にいる乳酸菌が発酵し竹パウダーが完成する。 京都南部では、すでに土壌改良剤や有機質肥料に混ぜるなどして利用されており、永野さんらも畑でキャベツ栽培に使い、大きくて甘いものが収穫できた。今年は水田にも使ってその効果を確かめている。  竹パウダーは1.5キロ、500円で北浜町の産直市場で今月から販売しているが、今後はふるるファームや各地の市場などに広げていく。土壌改良剤のほか、脱臭剤や野菜づくりに活用して付加価値を高めた特産品の開発も目指す。試験農地でサツマイモを栽培、地域の農家に竹パウダーを配布し魅力を知ってもらうことにも力を入れる。  永野さんは「竹パウダーを活用して地域づくりと放置竹林の解消につなげたい」と話している。31日午後1時から室寺バス停近くの竹林で実演し、同2時半から西屋集会所で舞鶴高専名誉教授の川勝邦夫さんによる講演を行う。無料。
【問い合わせ】電話68・0776、永野さん

写真左=生竹を微粉末に加工する樹木粉砕機
写真右=竹の微粉末