被災地の現状 見て聞く 高井さんと教室生27人 現地訪れ震災孤児らを支援 陸前高田に募金と米届ける【舞鶴】

被災地の現状 見て聞く 高井さんと教室生27人 現地訪れ震災孤児らを支援 陸前高田に募金と米届ける【舞鶴】

投稿日時:2012年10月12日

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巨大津波で大きな被害を受けた岩手県陸前高田市の状況を知ってもらおうと、舞鶴市成生の陶芸家の高井晴美さん(48)の呼びかけで、陶芸教室の生徒たちが10月5日、現地を訪れた。市民たちから寄せられた募金55万3,000円と米1,040キロを震災遺児や保育園などに届け、被災と復興の現状をつぶさに見て聞いた。  同市は人口約2万4,000人の内、大震災で死者1,555人、行方不明者240人を数え、建物の約7割が全壊する被害を受けた。両親を亡くし現在同市に在住する震災遺児は38人になる。  これまで2度、陸前高田で支援活動をした高井さんが、教室生と府のPRキャラクター「まゆまろ」を模した陶製の貯金箱を製作し、募金を集めた。現地では手に入りにくい米の提供も呼びかけたところ、口コミで協力者が広がった。  大型観光バス1台で27人が出発。1万3,500円ずつを詰めた貯金箱38個を陸前市役所を通じて震災遺児に寄付し、残りの募金と一袋10キロにした米520キロ を、給食で充分に御飯を提供できていない下矢作(やはぎ)保育園に届けた。  一行は110人が亡くなった市役所建物に立ち寄り、市職員から「引き波で高田小学校の子供たちが流されていったが、助けられずに後悔している」といった話を聞いた。海岸に近い低地ではがれきが少なくなったものの、さら地のままの地区がある一方、飲食店など仮店舗が増える様子を心に留めていた。また、園児たちともケーキをプレゼントして交流した。  高井さんは「多くの市民の皆さんの協力に感謝しています。訪れた人たちが自分の目で見たことを、周囲の人に語り支援の輪が広がれば」と話す。

写真=舞鶴市民から寄せられた米に喜ぶ下矢作保育園の園児たち(高井さん提供)