舞鶴移送ボランティア立ち上げ ヘルパーが視覚障害者をマイカーで送り迎え 【舞鶴のニュース】

舞鶴移送ボランティア立ち上げ ヘルパーが視覚障害者をマイカーで送り迎え 【舞鶴のニュース】

投稿日時:2003年5月13日

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目の不自由な人たちの外出を手助けする「舞鶴移送ボランティア」(大槻高義代表)が5月11日、立ち上げられた。ガイドヘルパーのマイカーで視覚障害者を送り迎えするボランティアで、ヘルパーと移送ボランティアが一体となった全国でも初めてのボランティア組織という。
 視覚障害者の通院や買い物などの外出に際しては、公的介助としてガイドヘルパー制度が設けられている。しかし、今年度から従来の措置制度から支援費制度に移行したため、視覚障害者の外出保障が困難な状況となったという。昨年度までは、市がガイドヘルパーを派遣し、移動手段は原則として公共交通機関を利用するように定められていた。しかし、僻地などに在住する視覚障害者は、バス停留所までの距離が遠く、また、運行便数が少ないなど時間的制約を受けることから、例外的にヘルパーのマイカーを移動手段としていた。
 今年度からの支援費制度では、公共交通機関のみの利用と決まり、マイカーでの移動介助が禁止された。このため、視覚障害者の移動手段の確保が難しくなり、移送ボランティアの設立が望まれていた。
 京都府視覚障害者協会舞鶴支部の高野光武支部長ら同協会の役員、舞鶴市身体障害者団体連合会の役員らが、マイカーでの移動介助が認められるように行政と交渉。隣接の綾部市で活動するマイカーによる移送ボランティア「あやべ福祉フロンティア」の存在を知り、これを参考にボランティア組織を立ち上げたという。
 設立総会は、行永の舞鶴視力障害者福祉会館で開かれ、参加したガイドヘルパーや視覚障害者ら約20人が、舞鶴移送ボランティアの名称や役員を決めた。同ボランティアは、大槻代表ら10人のガイドへルパーの有志で構成、この日登録した17人の視覚障害者が移送サービスを受ける。
 登録には年会費1000円と事故が発生した場合に損害賠償を放棄する旨の誓約書(本人と家族)の提出が必要で、移送サービス1回につき300円(ガソリン代)を負担する。同ボラティアの相談役である高野支部長は「これで視覚障害者の外出が保障されます。将来は、高齢者ら社会的弱者の移送サービスまで手掛けられればと考えています」と話していた。
【問い合わせ】電話64・2578、高野支部長。
写真=「舞鶴移送ボランティア」設立総会で話し合う参加者ら