舞鶴国際交流協会・NPO認証記念 難民を助ける会の相馬さんが講演【舞鶴】

舞鶴国際交流協会・NPO認証記念 難民を助ける会の相馬さんが講演【舞鶴】

投稿日時:2005年4月26日

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NPO法人・舞鶴国際交流協会(木村祥介理事長)が設立認証を記念し、4月23日、南田辺の西総合会館で記念講演会を開催した。紛争地で地雷撤去活動の支援など、国際的なボランティア活動をするNPO法人・難民を助ける会の相馬雪香さん(93)を招いた。相馬さんは一人一人ができることから始めることの大切さを強調。対岸諸国との交流の拠点となりうる舞鶴の重要性を指摘し、同協会が果たすべき役割に期待した。終始エネルギッシュに語りかけた。  明治45年生まれの相馬さんは、「憲政の神様」と言われる元衆議院議員の尾崎行雄氏の3女。同会の前身となるインドシナ難民を助ける会を設立し、難民問題をはじめ諸外国での地雷被害者への職業訓練、最近では子供たちを兵士に仕立てる小銃などの小型武器の削減に取り組む。この日は「世界平和のために~今、私たちにできること~」をテーマに講演。行雄氏と米国滞在中の1931年に満州事変を知り、父が日本の間違いを指摘したことから33年に帰国した時には国賊扱いされ、36年の2・26事件では父が暗殺のリストに一時入っており、警察官らが警備に来たなど軍国主義の歴史を生々しく語った。時代が戦争へつき進む中、文句をいう前に自分を見直し、自分を変える行動をとることを学んだとも話した。インドシナ難民が大きな問題になったころ、何とか難民を支援しようと思ってところに多くの人からの手助けがあった。そうした体験から「国を動かすのはエライ人ではなく、私たち国民一人一人です。国のことをどうやって考えるのかと手に余るという人がいますが、それぞれが気づいたことに取り組めばいい。小さくてもどこかで広がっていく」とした。また、大きな声の議論より、静かに話す声の方が大切なことを含んでいると述べた。講演後も相馬さんは報道関係者らのインタビューに応じた。世界の中でどうあるべきかと常に広い視点で考えることの大切さを指摘し、「志を持っていれば不思議に人と出会える」と語った。また、最近の韓国や中国での対日批判に対して、「これまで私たちがどのようなことをしてきたのか考える必要がある」という。  さらに戦後60周年を迎える舞鶴に向け、「引き揚げの部分だけがクローズアップされるのでなく、なぜ満州へ行かなければならなかったのか、来られた側の気持ちや歴史にまでさかのぼり、原因をしっかり勉強して伝えてほしい」とメッセージを寄せた。NPO法人・舞鶴国際交流協会(MIA)は南田辺の西総合会館2階に、MIAワークプラザを開設し、同日、現地で開設式を開いた。ワークプラザでは委託事業の準備作業などを行うほか、市民や在住する外国人に気軽に訪れてもらい、相談の窓口の役割も果たしていく。開設日は火、水、木、土曜の午後1時~同5時。電話75・8801、FAX75・8802。

写真=講演後、インタビューに答える相馬さん