舞鶴医療センター 第1期建て替え工事 救急入院や認知症治療強化 明るく広い個室備え 精神科新病棟が完成 旧病棟跡地に新一般病棟 年内の建て替えへ準備【舞鶴】

舞鶴医療センター 第1期建て替え工事 救急入院や認知症治療強化 明るく広い個室備え 精神科新病棟が完成 旧病棟跡地に新一般病棟 年内の建て替えへ準備【舞鶴】

投稿日時:2012年1月31日

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行永の舞鶴医療センター(平野伸二院長)に精神科の新病棟が完成し、1月26日、記念式典が開かれ関係者に披露された。病院建物の全面建て替え計画の第1期工事として着手し、明るく広い病室やデイルームなど旧病棟から一新した。急性期の精神疾患患者の救急入院や認知症治療などの強化を図っていく。2月1日から利用を開始する。  同医療センターは1901年、海軍病院として創設。四五年に引揚患者の上陸第1病院に指定され、2万2千人の患者を受け入れた。中には過酷な労働や極限状態で引き揚げてくるなど精神科治療を必要とする人も多く、47年に応急的に精神科仮病床45床を設置、2年後には120床で正式に精神科を開設した。  62年に155床の精神科病床が完成し、総合病院内の精神科の利点を活かして、他の施設では対応が難しい精神科救急、合併症患者などを受け入れてきた。北近畿の精神医療拠点施設の役割を担っており、昨年から認知症疾患センターにも指定された。1日平均利用者は外来が約100人、デイケアは約25人。  老朽化が激しく設備も旧式となったため、昨年から約9億円をかけ鉄筋コンクリート2階建ての新病棟を建設。延べ床面積は旧病棟の約1.5倍の4194平方メートル。総病床数は120床で旧来から35床減るが、1床あたりの面積は広がった。  救急入院に対応した1階は病室や作業療法室などを備え、50床の内、個室が30床ある。2階は70床の慢性期病棟で、認知症病室や床暖房の保護室など。木目調の広い空間や採光設備を取り入れ、男女の患者数の比率に応じて室内の構造を変えられるようになっている。  約100人が出席した記念式典で、平野院長が「新病棟の完成を機に、これまで以上に患者の目線に立った質の高い医療を提供し、この地における精神基幹医療施設として、セーフティネットの役割を果たしたい」とあいさつし、来賓らとともにテープカットをした。  旧病棟は1月20日ごろから取り壊しを始め、第2期工事として年内にその跡地で7階建て一般病棟の建設にとりかかる予定。

写真左=新病棟前でテープカットをする平野院長たち
写真中=明るい個室の病棟
写真右=ゆったりとした作業療法室