舞鶴かき シーズン到来 冬場の冷え込みで 身大きく【舞鶴】
投稿日時:2011年12月20日

写真=出荷に向けかきのむき身作業が続く
舞鶴湾の冬の味覚として知られるかきの出荷作業が、12月15日から始まった。冷え込みが厳しくなるとともに、身が大きくなることが期待される。 舞鶴湾の養殖かきは、三方に落葉広葉樹の山に囲まれ、湾にミネラルが注ぎ込み、かきのえさとなるプランクトンが豊富なため生育がよく、身が大きくプリプリで味も濃いのが特徴となっている。 湾内の9カ所で66の経営体がかき養殖を行い、養殖いかだ232台を浮かべる。昨年の収穫量(むき身)は19.6トン、金額は1,861万円だった。 初出荷の日、青井地区ではいかだに吊るしたかきを引き揚げ、青井共同作業場で殻から身をむく作業が行われた。舞鶴牡蠣組合の大下敏明組合長は「夏の海水温が高かった影響でまだ身は小さいが、冷え込んでくれば身が大きくなってくる」と話す。 初セリではむき身31キロが5万8,900円、殻付き30キロが1万1,400円で取り引きされた。シーズンは来年3月末まで。青井共同作業所では直売もしている。