聴覚障害の古髙さん 振袖や絵 社会参加の願い込め出品【舞鶴】

聴覚障害の古髙さん 振袖や絵 社会参加の願い込め出品【舞鶴】

投稿日時:2015年10月2日

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舞鶴市聴覚言語障害者地域活動支援センター職員の古髙春美さん(57)=福知山市=の作品展が、余部下の市身体障害者福祉センター・サロン「ぽーれぽーれ」で開かれている。仕事で覚えたろうけつ染めの技で結婚式に着た振袖、障害者の社会参加の願いを込めた大作などを出品している。
 幼児のころに聴覚を失い、手話をコミュニケーション手段にしている。元々絵を描くことが大好きでその道に進むことを望み、和歌山県立聾学校高等部を卒業後、京都の染色会社に就職した。
 1992年に舞鶴市に引っ越し、聴覚障害者協会舞鶴支部に入会、小学校などで手話の指導をした。現在は同センターの生活支援員として、同じ聴覚障害者の福祉の向上に務めている。
 会場には、会社員時代に自ら図案を考え、ろうけつ染めなどで作り、結婚式のお色直しの時に着た振袖、障害者たちが1人で悩まず、心を開いて活動できるよう願いをイメージし、ちりめんに三角形などの幾何学模様を描いた高さ2メートル、幅1メートルの大作を展示。高校生時代に描いた大ファンのアラン・ドロンの鉛筆画、イラストを担当した両丹手話劇コンクールの冊子なども並べている。
 古髙さんは「振袖は娘が成人式の時にも着て私の宝物です。作品に込めた思いを汲み取ってもらえれば」と手話で話していた。時間は午前10時~午後4時。10月14日まで。

写真=ろうけつ染めなどで作った作品と小髙さん