紙漉き作家・真下さん(久田美)が「舞鶴の和紙」展 2月13日から25日まで浜のギャラリー・サンムーンで 【舞鶴】

紙漉き作家・真下さん(久田美)が「舞鶴の和紙」展 2月13日から25日まで浜のギャラリー・サンムーンで 【舞鶴】

投稿日時:2002年2月8日

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楮(こうぞ)栽培を復活させて、舞鶴の和紙づくりをする久田美の紙漉(す)き作家、真下八十雄さん(37)が、2月13日から25日まで浜のギャラリー・サンムーンで、3年ぶりの個展を開催する。舞鶴の和紙を展示するほか、様々な風合いや質感の紙の作品を展示する。期間中の16日と17日には、原料から加工、作品に仕上げるまでの手作りの面白さを伝える話をしたり、手漉きの体験教室も企画した。
 真下さんは1995年、舞鶴へUターンして綾部市の黒谷和紙協同組合で研修をした後、紙すき作家として独立した。舞鶴では3年前に個展をしたほか、神戸市などでグループ展などを開催。手仕事で仕上げた紙の表情の面白さが知られるようになった。また、小学校で紙漉きの体験教室も指導してきた。
 紙の原料は和歌山などから仕入れているが、昔久田美でも原料となる楮を栽培し、紙をすいていたことから、地元の紙にこだわって作品づくりをしたいと思った。九五年から少しずつ久田美の山に入って、野生化した楮を持ちかえり、畑に植え替える取り組みを続け、いまは200株を栽培している。
 収穫は12月から始め、刈り取った楮の枝を蒸して外皮をはぎ、アク抜きなどの加工をして、紙の原料とする。こうした原料を使って、昨年に「舞鶴の和紙」を制作した。昨年は原料3.7キロを収穫、今年は楮の成長もよく倍の7.5キロを取ることができた。
 今回の個展では、こうして育てた楮から作った舞鶴の和紙を展示する。このほかにも、楮の外皮の繊維や杉皮をそのまま漉き込んだ紙の壁掛け、草木染の紙も並べる。真下さんは「道を歩いていると、けっこう道沿いの山に野生化した楮を見かけ、紙にできるのにもったいないなと思う。今年は作家の力が試される個展を多くしたい。 また、呼ばれればどこへでも紙作りを教えに行きます」と話していた。
 個展は午前10時~午後7時。入場無料。火曜休み。16日と17日の紙の話と手漉き体験教室は午後1時~同3時半。参加費2000円。定員は1日10人。予約が必要。 【問い合わせ】電話63・4858、サンムーン。