私の1冊、思い出綴る 西図書館 読書の楽しさ生きる勇気 20周年記念 利用者の投稿と本を展示 【舞鶴】

私の1冊、思い出綴る 西図書館 読書の楽しさ生きる勇気 20周年記念 利用者の投稿と本を展示 【舞鶴】

投稿日時:2010年11月2日

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舞鶴市立西図書館が現在地に開館してから今年で20周年になるのを記念し、利用者たちが綴った「わたしの一冊」とその本が、円満寺の同館ロビーに展示されている。幼児や10代の若者から70代の市民たちが選んだ絵本や小説などはベストセラーとは異なるラインナップになり、掲示された文章には読書の楽しさや生きる勇気になった思い出がつまっている。11月14日まで。  現在の西図書館は1990年に開館。本の貸し出し業務のほか、絵本の原画展、おはなし会、工作教室など、幅広く本に親しんでもらう活動を続ける。20周年と今年は国民読書年にあたることから、利用者たちに心に残った本の書名と思い出などを用紙に記入してもらうよう呼びかけた。  読書週間に合わせ、投稿された約60点の文章と本を並べた。紹介されているのは絵本やSF、時代小説、ノンフィクションなど多彩なジャンル。中には実用書の『勇気が出る介護の本』(羽成幸子)があり、「入院手術で自立歩行できなくなった義母を介護しています。我が家で起こったことが全て書いてあり、もっと力を抜いて向き合っていこうと元気が出ました」と記される。  このほかにも7歳の小学生が絵本『よりみちエレベーター』(土屋富士夫)の魅力を紹介、30代の女性は子供のころに読んだ絵本『こねこのぴっち』(ハンス・フィッシャー)を昨年西図書館で見つけ再読し、「世代をこえて楽しめる1冊。動物たちのやさしい気持ちを忘れずにいたい」と書いた。  『鴨川ホルモー』を紹介した女性は「よく図書館で本を借りています。この本は笑いがとまらずとても楽しい本。家族で映画も見て、全員が本に出てくる『鬼語』を話せます」と話す。  同館司書の竹之内英子さんは「幅広い年齢層から予想もしていなかった本が選ばれた印象です。思い出の本に図書館で出合ったと記されてあり、改めて図書館の役割を感じました。この機会に興味のない本を手にとってもらい新しい発見をしてほしい」とする。「わたしの1冊」の応募は展示期間中も行っている。
写真=展示された文章と本