神崎海水浴場に台風の置き土産 砂浜1キロに渡り大量の葦や藁、ごみ 【舞鶴】

神崎海水浴場に台風の置き土産 砂浜1キロに渡り大量の葦や藁、ごみ 【舞鶴】

投稿日時:2004年10月5日

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 近畿地方を通過し、各地で激しい雨を降らせた台風21号によって、由良川が増水し流域の田畑が冠水したが、由良川河口の神崎海水浴場(舞鶴)の約1キロに渡る砂浜に、川から流れ出た大量の葦や藁、ごみなどが打ち上げられた。海流と風の影響で漂着したものだが、台風の置き土産の風景に地元の人らは驚いた様子もなく慣れっこになっている。台風21号は9月29日夜に府北部に最も接近し、由良川流域の綾部、福知山などで激しい雨をもたらした。由良川は同30日には福知山の観測所で4.28メートルと警戒水位の3.5メートルを超え、大江町では流域の田畑約240ヘクタールが冠水した。河川敷の葦や刈り取りを終えた田の藁、竹などが河口までたどり着き、高い波によって神崎の浜に打ち上げられ、多い場所では40センチ以上の高さにまで積み上がっていた。中にはペットボトル、タイヤなどもあった。河口西側の宮津の由良海岸にはほとんど上がらす、神崎の東側に向かうにしたがって多くの漂着物が上がっていた。河口から放流される水は地球の回転する動きの方向に合わせ、右側へ流れる法則(コペルニクスの転向力)があるため、その潮流に乗って河口東側へ漂着。しかも今回は北からの強い風も重なった。地元の人たちは「雨がよく降る台風の後にはごみがよく打ち上げられる。今回は少ない方。やがては打ち寄せる波によって、ごみは流れ去るでしょう」と話していた。

写真=打ち上げられた大量の葦や藁が延々と続く砂浜(10月1日)