神崎の郷土食伝えたい 村上さん、古老から聞き取りレシピ集 地域特産の落花生など使い7品【舞鶴】

神崎の郷土食伝えたい 村上さん、古老から聞き取りレシピ集 地域特産の落花生など使い7品【舞鶴】

投稿日時:2016年2月2日

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由良川河口の舞鶴、神崎地区の魅力の発信に取り組む「舞鶴夏みかんの会」代表の村上貴是さん(68)=女布=が、地域のお年寄りから神崎に伝わる郷土料理を聞き取り、レシピ集を作成した。作り手が少なくなっている地域特産の落花生などを使った料理を紹介している。
 神崎でスカイレジャーを楽しむ村上さんが、地区の活性化に役立つ活動をしようと、自家用に食べる程度だった夏ミカンを特産品にするため、住民らと協力して苗木の植樹や収穫をし、京都などに売り込むなどしている。
 高校の家庭科教諭から舞鶴の郷土料理を探しているのを聞いたのを機に、神崎に伝わる料理を調べようと、地区の88、89歳の3人から聞き取り、7品の調理法をまとめた。
 その内、落花生を使った料理が5品あった。くず豆を一晩水に浸して煮て、砂糖や醤油などで味付ける「神崎煮」、すりつぶしてペースト状にしたものを味噌汁に入れ、野菜などを加えた「ごーじる」、大豆と一緒に入れた味噌、浜から汲んだ海水で茹でる料理などがあり、いまでもお年寄りらは家で作って食べている。
 地区の砂地でつくる作物はおいしいと評判だが、落花生やサツマイモなどの作り手は高齢化し、サルなどの獣害被害も重なり、後継者も少ない。そのため村上さんらは昨年、落花生づくりも始め、持ち込んだ京都の卸売り市場や東京の飲食関係者からも高い評価を受けた。
 村上さんは「神崎煮はごはんやお茶受けにも合いおいしい。舞鶴や京都の飲食店に調理法を提案し、広がってほしい。人気が高い神崎落花生の生産者も増えれば」と話している。
 レシピ集は無料で配布している。【問い合わせ】電話090・6917・0529、村上さん。

写真1=調理法をまとめた村上さん
写真2=莢ごと海水で茹でた落花生