神崎の夏ミカンをPR 市民グループ 京都市の料亭へ出荷 「夏の清涼感の味」需要高まる【舞鶴】

神崎の夏ミカンをPR 市民グループ 京都市の料亭へ出荷 「夏の清涼感の味」需要高まる【舞鶴】

投稿日時:2014年5月16日

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神崎地区などで作る夏ミカンを特産品としてPRしようと、市民たちがこのほど収穫し、京都市の老舗料亭に向けて出荷した。一時は酸味が嫌われ世話もされてこなかったが、都市部の料理店や菓子店で需要が高まっている。市民らは「京夏みかん」と名付け、売れる果物として認知度を高めていくことにしている。
 神崎や宮津市の由良地区で、約130年前の明治期に北前船で山口県萩から運ばれ、栽培が始まったとされる。昭和30~40年代が需要のピークで、甘い果実に好みが移ると、木は放置されたり伐採されるなどしてきた。神崎地区でも現在は自家用に食べる程度だった。
 神崎でスカイレジャーを楽しみ、地区の活性化に取り組む村上貴是さん(66)=女布=らが昨年、仲間たちと「舞鶴夏みかんの会」を結成し、夏ミカンの売り込みを開始した。
 生産地の萩などを見学し、京都や神戸などの有名な飲食店や菓子店などに持ち込むと、いまでは夏ミカンはその酸味が夏の清涼感として受け、新しい料理やお菓子に加工され人気になっていることがわかった。ある店では年間、50万個を仕入れていることも知った。神崎の夏みかんの美しさと味も高い評価を受けた。
 昨年は知人の店や市内の保育所などで販売をした。今年は初日の収穫日に、西神崎のミカン畑で5人のメンバーが、直径10センチ以上で表皮に傷のない果実をもぎ取り、50個を出荷した。その後も料亭から追加注文の80個、市内の和菓子店から20個の注文を受け出荷した。
 村上さんは「いまはニーズを見つければ、売り込み先はたくさんあります。注文の個数に足りないので、地元の農家と協力して生産が広がり、地域づくりに役立てられれば」と話している。
 同会は5月22日午前10時~午後4時、北吸の市政記念館で、夏みかんを使った商品の試食会や販売などをする。先着30人に夏みかんをプレゼントする。
【問い合わせ】電話82・5115、事務局

写真=夏みかんを収穫するメンバーたち(西神崎)