社会的ひきこもりと不登校を共に学ぶ シンポで取り組みや大学生ら体験を演劇発表【舞鶴】

社会的ひきこもりと不登校を共に学ぶ シンポで取り組みや大学生ら体験を演劇発表【舞鶴】

投稿日時:2008年1月29日

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【舞鶴】

社会的ひきこもりと不登校を共に学ぶシンポジウム(府主催)が1月26日、伊佐津の西駅交流センターで開かれた。ひきこもりなどを体験した大学生らがその経験を元にした演劇「折り紙気分」を発表したり、不登校の子供たちを支援する向日市と舞鶴市の民間団体が取り組みを紹介するなどした。  社会的な問題になっているひきもりや不登校について理解を深め、青少年の社会的自立を支援しようと北部で初めて開催した。定員150人を超える200人以上が来場し、真剣に話に聞き入って関心の高さを示した。  演劇には大学生ら3人が出演。3人は向日市のフリースクール「寺子屋 みらいの会」のメンバー。学校の放課後、入院した先生のお見舞いに贈る千羽鶴を折る生徒たちが不登校の生徒を話題にする筋立てで、度重なる転校やいじめなどが原因ではないかと話し合いながら、「不登校やひきこもりはどこにでもある普通のこと」とのメッセージを伝えた。  みらいの会副代表の野田隆喜さんが社会復帰の第1歩にと居酒屋を開店した事例などを紹介、「5年後に役立つ支援をしているが親以上の指導はできない」と語った。演劇に出演し同会の活動を手伝う持明院由子さんは小学六年生から不登校になり、大学を卒業してアルバイトをしているが、「いまも朝起きれなくなり、ひきこもりになるのではと不安になる」と正直な気持ちを明かした。  また、舞鶴で活動する不登校の児童生徒のための民間教育施設「聖母の小さな学校」副代表の梅澤良子さんが、スポーツフェスタなど様々な活動を話した。  基調講演では精神科医の斎藤環さんが、不登校の子供たちに対して学校にどうやって再び行かせるかではなく、「親は子供の不安を共有し、どうすれはこの子が元気になるかを一緒に考えることが大切」であり、「不登校もひきこもりも他人に丸投げにせず、自分で関わり続ける努力を」と指摘した。

写真=経験を元にした演劇を発表する大学生ら

【舞鶴】