盲学校舞鶴分校小学部5年、全盲の吉岡さん 8月17日に家族や教職員らとコンサート【舞鶴】

盲学校舞鶴分校小学部5年、全盲の吉岡さん 8月17日に家族や教職員らとコンサート【舞鶴】

投稿日時:2008年8月12日

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南田辺の盲学校舞鶴分校で学ぶ小学部5年の吉岡千尋さん(11)=喜多=とその家族、教職員らが、一緒にコンサートに出演する。全盲の吉岡さんは音を聴いて覚えピアノを演奏するが、昨年のヘレン・ケラー記念音楽コンクールで2位の実力を持つ。その才能と共演する機会をと、同校の林悦雄副校長(57)が企画した。8月17日の市政記念館での演奏に向け、練習に取り組んでいる。  生まれつき無眼球症で両目が見えないが、幼児のころから音楽をよく聴き、5歳でピアノを始めた。鍵盤の位置を覚え、2、3度同じ曲を聴いただけで音を覚えてしまい、演奏することができる。クラシックから歌謡曲まで多くの曲を暗譜している。  昨年秋、東京ヘレン・ケラー協会主催の第57回ヘレン・ケラー記念音楽コンクールのピアノ自由曲の部に出場、モーツァルト「ピアノソナタ第10番」を演奏し2位に入った。2年生でも出場し奨励賞を受けた。同コンクールは音楽家を志す盲学生の登竜門とされ、世界的に活躍する演奏家を送りだしている。  2年前に同校に赴任した林副校長は、自身も都山流尺八師範の演奏家。学校の休憩時間には吉岡さんと演奏することもあるが、尺八の音を聴いてすぐさま合わせてくれる才能を肌で感じ、多くの人に吉岡さんの演奏を聴いてほしいと思った。  吉岡さんの両親と教職員らの協力も得て、総勢18人で演奏会を開く。2位の受賞曲のピアノ独奏をはじめ、林さんとの合奏、吉岡さんと父の光浩さん(45)のギターの合奏、母の和美さん(40)と教職員らが合唱などを奏でる。分校で演奏や指導をしたポップスグループのリーダー、高阪勝己さん=大津市=も共演したいと駆けつける。  吉岡さんは「初めてのコンサートに向け、いま楽しくワクワクしながら弾いています」、林さんも「ちーちゃんと楽しいコラボレーションをしたい」と話していた。演奏は午後2時から。入場無料。
【問い合わせ】電話75・1094、分校の林さん

写真=ピアノを弾く吉岡さんと歌の練習をする母親、教職員ら

【舞鶴】